
お金の教育は大事なことだから、ちゃんと教えておかなきゃね・・・・
ここではこんな疑問を解決します。
実際、子供にお金の教育をする事は大事だと分かっていても、いつから?どうやって?と考えると、なかなかできなかったりしますよね。
実は、日本は海外に比べると子供のお金教育が遅れていると言われています。
私自身も海外子育てをしながら、そのことを実感しました💧

親がお金のスペシャリストである必要もありません!
日常生活の中で親が意識して子供に接していれば、自然に学べることなのですから。
そこで、子供へのお金教育はいつから、どうやって?という疑問について、実際に海外子育てから学んだおすすめの方法をシェアさせていただきます。
Contents
子供にお金の教育はいつからすればいい?海外で学んだお金教育!
冒頭でもチラッと言いましたが、日本は海外に比べると子供へのお金の教育が遅れていると言われています。

子供が大人にお金のことを聞こうとすると「子供には関係ない」「子供が口を出すことじゃない」などと、言われたことも、言ったことがある人もいるのではないでしょうか?
私は子供の頃、何度となくそう言われた記憶があります。
ですが、最近は日本でも子供にお金の教育をすることが大事だとされてきています。

文部科学省より引用
2022年から高校の高校の新学習指導要領で社会・家庭科の授業に『資産形成』を組み込んでいます。 金融庁の職員が学校に出向いて「出張授業」を行ったり、教材作りや教師向けのセミナーを実施するなどのマネー教育が推奨され始めたようです。 具体的には公民と家庭科に株式や投資信託といった金融サービスに関する内容が導入されました。また、電子マネーなどのキャッシュレス決済や仮想通貨、金融商品のリスクとリターンなど、具体的な題材も取り扱われます。
(引用:文部科学省サイト)
では、子供のお金の教育はいつ頃から始めれば良いの?という疑問ですが、
結論は子供ができるだけ小さい頃から始めるのが良いということです。
”小さい頃” と言っても大体の目安が知りたいですよね^^;
実は、
3歳頃から始めてOKなのです Σ੧(❛□❛✿)
というのも、海外の子供のお金教育について調べたところ、ケンブリッジ大学の研究者によれば、子供が3歳頃からお金について教え始めることを推奨しています。

こんな声が聞こえてきそうですね。
もちろん年齢が小さければ理解力やできることも限られるので、年齢ごとに段階を踏みながら、年齢に応じた教え方でお金について教えていくことが大事です。
子供にお金の教育、いつから・どうやって?海外から学ぶ年齢ごとの教え方!

それでは、年齢ごとにどんなお金の教育ができるのかをみていきましょう。
子供にお金の教育|3歳頃〜5歳頃
3歳くらいには数字がわかる年齢になるので、親と一緒に遊んだり...
実際のお金に関わる日常生活で、親の行動をそばで観察することで『お金』というモノを理解するようになります。
ただ、年齢の幼い子供では、まだ『お金』の価値は理解はできないでしょう。
ですが、買い物に行って必要なものや欲しいものを得るとき...つまり、商品を得るためには『お金』を支払う必要があることを理解できるようになります。

- 浪費:必要ないもので無駄な出費
- 消費:必要なものに対して費やす
- 投資:将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動
幼少期には、親と一緒にお金を見たり触ったりして教えることができます。
親子でお店屋さんごっこをするのも一つのアイデアです。
(ただ、間違えて口に入れたりしないためにも必ず親がそばにつき、十分に注意を払う必要があります。)
この年齢では、お金を数えたり、使う計画、貯める計画・・・など『お金』に関する簡単な決まりを練習して学んでいくことができます。
お金を数える
さまざまな種類のコインやお札を子供に見させたり触らせたりして、違いを認識させ、お金をグループ化し、数えることができるようにします。
お金と商品を交換する
欲しいものを得るときにはお金を払って購入しますが、何かを諦めなければいけないこともあります。
それを教えるために、実際にコインを与えて子供が本当に欲しいアイテムを与えた金額の中で選ぶことを考えさます。
実際に商品とお金の交換を体験することが大事です。
子供にお金の教育|6歳頃〜12歳頃
7歳くらいになれば、商品の価値以上のお金を支払った場合には、『お金(おつり)』が返ってくるということも理解できます。
また、お金を数えることやお金と商品の関係などについても理解できるように説明します。

実際にはまだ働くことができないので、親に与えられた仕事をこなすことで報酬を得る経験をさせてあげることもできます。
(ちなみに、子供がお手伝いをすることに関しては、ただ報酬を得るためだけではなく、子供にとって大きなメリットがあります。
興味のある方は、別記事『子供が家事をお手伝いするメリットと親が注意するポイント!!』もチェックしてみてくださいね。)
そうやって得たお金を節約する方法や理由についても教えることは大切です。
また、長期的な目標の立て方など、子供が現実世界のお金の扱い方を理解するための手助けをしてあげる必要があります。
そのために、銀行で子供用の口座を開いてあげることも手助けの一つです。
例えば、
オーストラリアでは、小学校に入ると子供は学校で実際に自分の銀行口座を開設し預金することができます。

このシステムは、銀行と学校が提携するプログラムで、”スクール・バンキング・プログラム”と言います。
決まった曜日に学校に銀行業務のサービスがやってくるので、子供が自分の普通預金の口座を開設します。
口座を開設すると、記念品と一緒に預金手帳を受け取ります。
銀行業務サービスは、決まった曜日に学校に来てくれるので、定期的に預金していくことができます。
なので、子供はお金の管理方法や貯金するという行為・習慣を身につけることができるのです。

ところで参考までに、日本の金融庁のページで小学生向けのお金の学びサイトがいくつか紹介されています。
興味がある方はぜひお子さんとチェックしてみてください^ ^
参考までに、オーストラリアでの子供がアルバイトを始められる年齢については、別記事『海外ではアルバイトは何歳から?オーストラリア子供のバイト事情まとめ』で紹介しています。
子供にお金の教育|中学生頃〜高校生頃

目標と価値観を反映するように、支出の優先順位を設定します。
収入、貯蓄、支出など、個人的な支出計画の構成要素などについても話し合います。
例えば、収入・所得に関しては、大人になったら何になりたいか?職業などを子供に質問し、さまざまな仕事の選択肢を一緒に探ります。
そして、その職業に関して給料には税金・社会保障・保険料など、給料から控除されるものがあることなども説明します。
予算編成については、例えば・・・ペットを飼うことを例に考えると、ペットを飼うためのコストの調査を通し、予算を立てたり先の計画をすることで学ぶことができます。

親子で一緒に情報収集をしても良いですね。
中学生・高校生に向けたお金の学びサイトも金融庁のページに紹介されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください^ ^
お金の扱い方を学ぶことは生涯必要となることです。
ですから、経済的な習慣を早い時期から身につけておくことは子供の将来において、とても大事なことです。
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参考オーストラリアでは大学の学費は奨学金で無理なく行ける!
続きを見る
子供にお金の教育をした方が良い理由

- お金の話をするのはいやしい。
- お金を稼ぐ話はいやらしいからタブー
- 人前でお金の話はがめつく思われるかもしれない
ですが、実際にお金は人が生きていく上でとても重要です。
自立するにはお金が必要です。
やりたいことをするには生活費以外に余分なお金が必要です。
困った時にはお金が助けになると言っても過言ではないです。
それに、お金を持っていれば人助けだってできます。
このように子供が成長して世の中に出た時、お金の問題で困らないようにするためにも、子供の頃からマネーリテラシーを高める必要があります。
マネーリテラシー:お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力のこと
参考までに、2018年にイー・ラーニング研究所が行った子供のお金の教育に関する調査結果によると、調査に参加された親御さん全員が子供のお金の教育は必要だと感じていたそうです。
また、子供の「お金の教育はいつから必要だと感じる?」という質問に対しては、こうです。
- 小学校1・2年生
- 小学校に入るまで
- 小学校3・4年生
知っている人も多いと思いますが、
『お金を与えれば与えるほど子供が弱くなる』というのは、様々な研究結果で分かっています。
なぜなら、お金を与えてしまうと自分の手で何かをしようとしなくなるので、お金をそれ以上に増やすことすら考えなくなってしま卯からです。
ですから、子供が不自由しないだけのお金を渡してあげるのではなく、子供にお金を増やす方法などを教えることの方が大事でなんです。
お金に関しては、こちらの本も人気です。
子供のお金の教育はいつから?【まとめ】
子供へのお金の教育、どうでしたか?
お金に関することは、それぞれに思うことは色々とあると思います。
また、これまでの日本は子供の前でお金の話をするのはなんとなくタブーなんじゃないか?...とされてきました。
ですが、これからは子供が成長して世の中に出た時に、お金の問題で困らないようにするためにも、子供の頃からマネーリテラシーを高める必要があります。
実際に、2020年度からは高校の授業に『資産形成』が導入されることになりました。
とは言っても、まだまだお金については幼稚園や小学校では詳しく教えてもらうことがないので、子供へのお金の教育は家庭でしっかり教えたいですね^ ^
