
気がつけば、この言葉が口くせになっていませんか?
子どものため、家族のためと思って頑張るのに、気づけば心も体もぐったり...。
私自身、そんな日々に疲れてしまい、「もう限界かも」と感じたことがありました。
でも、ある気づきによって少し肩の力を抜くことができたのです。
『ちゃんと』に追われていた毎日
子育て中、「もっとちゃんとしなきゃ」と焦ってしまうこと、ありませんか?
私は以前は、家事や育児を「こうあるべき」という理想像と比べては、自分を追いこい、気づけば笑顔も減っていました。
今振り返ると、私の「ちゃんと」の基準はなにを基準に「ちゃんと」と思っていたのかさえも分かりません。
きっと、いつも周りの目や社会の理想像に合わせたものだったんでしょうね。
そのため、自分の心の声を後回しにして、ただただ走り続けて疲れていたのです。
『ちゃんと』って、誰のため?
あるとき、ふと自分に問いかけました。
「ちゃんと」って、いったい誰のため?
子どものため、家族のため...そう思ってはいたけれど、実は周りの目や評価を気にしていただけなのかもしれません。
完璧を求めるあまり、余裕がなくなり、子どもにも自分にも厳しくなってしまう...。
そんな悪循環に陥っていたのです。
そう思ったとき、「もっと肩の力を抜いていいんだ」と、心がふっと軽くなりました。
子どもにとって大事なのは「一緒にいる時間の質」
私がたどり着いた答えは、「長い時間一緒にいること」よりも「その時間の質」が大事ということでした。
いろんな状況下で、忙しくてゆっくり一緒の時間を過ごせない日もあります。
それでも、たとえ短い時間でもしっかり目を見て話を聞き、笑い合うことで、子どもは安心するのだと感じました。
そして親である私自身も、そのひとときに癒され、心があたたかく満たされていくのを感じました。
「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーから一歩距離を置くと、心に少し余裕が生まれました。
完璧を目指すより、小さな幸せや心のゆとりを感じられる日々を大切にすること。
その変化は、私自身だけでなく、子どもの表情や家の空気にもあらわれました。
「ちゃんとできていない私」ではなく、「今の私でいいんだ」と、思えるようになったのです。
【まとめ】
「ちゃんとしなきゃ」と頑張る気持ちは、誰にでもあると思います。
でも、完璧を求めて自分を追い詰めるよりも、「短い時間でも心を向けること」や「安心感を届けること」の方が、子どもにとっても親にとってもずっと意味のある時間になると感じました。
肩の力を抜いて、「今できること」を大切に。
それだけで、ちゃんと子どもには想いが伝わると思います。