実際、一時帰国で小学校に入学することはおすすめなのかな?体験した人の感想を聞いてみたいわ。
海外で子育てをしていると、日本に一時帰国した際には子供を日本の小学校に通わせたい...と考えたこがありませんか?
この記事を書いている私は、海外・オーストラリアで3人の子供を育てています。
そして、子供が小学生の頃は一時帰国の際に子供を日本の小学校に体験入学をさせた経験があります。
ここでは『一時帰国で小学校の体験入学』について、実際に日本の小学校を体験したわが子の感想や母目線での感想をシェアさせていただきます。
日本に一時帰国した際にお子さんを小学校に体験入学させたい・・・と考えている方の何かの参考になればうれしいです。
一時帰国で小学校に体験入学できる制度や受け入れ条件は?
私はラッキーなことに、一時帰国の際に子供を小学校に体験入学させることができましたが、実際に日本全国の小学校で一時帰国中の子供の体験入学を受け入れる制度があるのか、また、体験入学には条件があるのか、ということを調べてみました。
一時帰国で小学校に体験入学できる制度はある?
一時帰国で小学校に受け入れてくれる制度は本当にあるの?
海外から日本に一時帰国中、子供を日本の小学校に通わせたくても実際に受け入れてもらえるのかが心配ですよね。
そこで、一時帰国の子供が小学校に体験入学できる制度があるのかを調べてみた結果、受け入れ体制について文部科学省のサイトでは以下のように説明していました。
いわゆる「体験入学」は国の制度としては存在しておらず、正規の編入学とは違い各教育委員会の裁量によって実施されているものです。
「体験入学」を実施していない教育委員会もあれば、実施していても期間や条件が違う場合もあります。居住している、もしくは居住する予定である自治体の委員会にお問い合わせください。
ですから、一時帰国で小学校の体験入学ができるという明確な決まりはないようです。
(公立校だとしても受け入れの義務はありません。)
つまり、学校によって受け入れしてくれる学校もあれば、受け入れをしていない学校もあるということです。 ですから、まずは希望する学校に事前に問い合わせる必要があります。
では、こんな↓疑問の答えはどうでしょう。
この疑問に関しては以下のように説明されています。
学校の指定は市町村教育委員会が行う法令で決められています。同じ市町村内における就学校の変更を希望される場合は、居住している教育委員会へご相談ください。
違う市町村の学校へ編入を希望される場合は、就学させようとする学校のある教育委員会の承諾を証する書面を添えて、居住している教育委員会へ届け出る必要があり、その後に協議が行われ判断されます。
手続きについて不明な点があれば、居住している教育委員会へお問い合わせください。
一つの学校がダメでも他の学校をあたってみると、もしかしたらチャンスがあるかもしれませんね。
一時帰国で小学校が体験入学を受け入れる際の主な条件
一時帰国で小学校に体験入学をする場合には、条件もあるようです。
- 通いたい学校のある区に居住していること
- 日本語が理解でき、学校の運営に支障がないこと
- 就学年齢であること
- 就学する学校の決まりを守ること
また、体験入学をするうえで、こんな↓疑問はどうでしょう。。。
こちらの疑問に関しては以下のように説明されていました。
体験入学の児童生徒を対象とした教科書の無料配布は行っていませんが、編入学を対象とした無償配布は行っています。日本人学校に席を置きながら日本の学校に編入学する方法があり、住民票を移すことなく、居住実態さえあれば受け入れていただけます。
編入学すれば教科書は無償配布されます。
日本の小学校への体験入学は、受け入れてくれる学校もあれば、受け入れてもらえない学校もあるということです。
体験入学として受け入れている学校もあれば、正式な転入手続きが必要になる学校もあります。
参考までに、文部科学省のサイトに『海外から一時帰国中又は一時帰国を予定しているお子様の保護者向けお問い合わせに寄せられたFAQ』というのがあったので、気になる方はチェックしてみてください。
一時帰国で小学校に体験入学するメリットは?
うちの子供は旦那も私も日本人なので生粋の日本人です。
ですが、
子供は海外・オーストラリアで生まれ、現地の学校に通っているため、子供にとって日本の学校は未知の世界なのです。
もともと日本のバックグラウンドを持つ子供にとって、日本を実体験から学ぶことはとても大事なことです。
実際に、オーストラリアとは全く違う日本の文化に触れたことで、子供なりに両方の国を理解し、考え方の幅も広がりました。
オーストラリアの学校生活ではやらないようなことも、日本の学校ではたくさん体験することができました。
一時帰国で小学校に体験入学|母の感想
うちの子供が一時帰国で日本の小学校に初めて体験入学させてもらったのは、小学校一年生の運動会の時期でした。
参考までに、オーストラリアの運動会については別記事『日本と海外の小学校の違い10選!!文化が違うとこんなに違うの!?』のなかで、簡単ですが紹介していますので併せてチェックしてみてくださいね。
うちの子どもは、どちらかというとおとなしく自分から進んで誰かに話しかけていくタイプではなかったので、入学させる前はとても心配でした。
ですが、体験入学させてもらった小学校は、生徒数が少なく一学年1クラスしかなかったので、とても快く受け入れていただけたのです。
そして、ありがたいことにわが子にとって体験入学での日本の小学校生活は、素晴らしい経験と思い出になりました。
それでも親の私としては、体験入学をさせて本当に良かったと思っています。
親目線で特によかったこと思える経験
- 学校への集団登下校が経験できた
- 給食が経験できた
- 学校の掃除を経験できた
- 海外とは違う日本の文化・習慣・授業体制が経験できた
- 日本の運動会が経験できた
少なくとも上記にあげたようなことは、海外では経験できないようなことです。
一時帰国で小学校に体験入学|学校の送り迎えをしない
ですから、近所の子供たちと集団で登下校をしてくれるのは親とても助かりましたし、子供も他の子供たちと歩いて学校に行くことをとても楽しんでいました。
うちの子供は小学校1年生だったこともあり、大きいお姉さんやお兄さんが優しく面倒を見てくれたことが、とてもうれしかったようです。
一時帰国で小学校に体験入学|給食がある
海外では子供は毎日お弁当を持っていかなければいけません。
ですから、栄養バランスを考えてくれる日本の給食システムは本当にありがたいですよね。
うちの子供にとって、特に衝撃的だった給食メニューは『ししゃも』が出ことだそうです。
『ししゃも』をみたことがなかったうちの子は、もちろん食べたこともなかったので恐る恐る....それでも頑張って頭からガブリと全部食べたそうですけどね。
親がそばにいないと、甘えないでそういうこともできてしまうんだな・・・と感心しました!
一時帰国で小学校に体験入学|掃除をする
私の個人的な意見ですが、学校で生徒が掃除をするのはとても良いことだと思っています。
日本で生まれ育った私は、掃除は生徒にさせて欲しい。と、常日頃から思っていたことなので、日本の学校でみんなとお掃除ができたことは子供にとって本当に良い経験でした。
海外の掃除事情については、別記事『海外の小学校、掃除は清掃プロに依頼が当たり前?理由はこうだった!』でも紹介していますので併せてチェックしてみてくださいね。
一時帰国で小学校に体験入学|子供の感想
海外の現地校に通うわが家の子供にとって、日本の小学校の何もかもが新しい経験でした。
子供はたくさんの初めての経験に毎日目をキラキラさせながら学校から通っていました。
そして、毎日楽しそうに学校であたことを話してくれました。
特にこんなことが新鮮だったようです。
- お当番や係が楽しかった
- 集団登校や下校が楽しかった
- 運動会が楽しかった
一時帰国で日本の小学校に体験入学|当番や係が楽しかった
日本の小学校には、色々なお当番がありますよね。
そもそも海外の学校では給食がないので、日本の小学校では給食当番をやりたくて仕方がなかったようで、自分の番が回ってくるのを本当に楽しみにしていました。
「給食当番やってみたい!!早く自分の番が来ないかな」・・・なんて毎日言ってましたから^ ^
お掃除当番は、海外の学校ではお掃除をしないので、私的には嫌がるかなぁ....と思っていましたが、みんなで一緒にするお掃除が楽しかったようです。
嫌がるどころか楽しんでいました!!
一時帰国で日本の小学校に体験入学|登下校が楽しかった
集団登下校は、近所のお友達が毎日迎えに来てくれて集合場所まで一緒に行き、帰りも一緒に帰ってくれていたので、私は玄関で子供を見送り帰ってくるのを出迎えるのみでした。
海外ではどこに行くにもドアtoドアの送り迎えが当たり前になっていて、もちろん親が学校まで送り迎えをするのも普通のことです。
ですから、日本では学校に通いはじめの何日かは、私の方がとても不安になりました。
心配しすぎて、隠れてこっそり子供の後をつけてみたり、帰ってくる頃になると外で様子を伺っていたりしたものです^^;
一時帰国で日本の小学校に体験入学|運動会が楽しかった
海外の運動会は日本の運動会とは全く違います。
ですから、日本の小学校で運動会に参加できたことは、本当にラッキーだったですし、子供もとっても楽しかったようです。
孫可愛さにジジババたちもみんな、家族総出で行きましたから!
一時帰国で小学校に体験入学|事前に用意した物
参考までに、事前に揃えたものを以下に紹介します。
- ランドセル
- 教科書
- 上履き
- お道具箱
- 帽子
- 体操着
- 水筒
- アコーディオン
一時帰国で日本の小学校に体験入学した感想【まとめ】
ですが、子供によっては嫌がったという話も聞くことがあるので、お子さんとよく話して決めるのが良いですね。
最後に、これはあくまでも参考までですが・・・
子供を連れての一時帰国は荷物もかなり多くなってしまいますし、出費も大きいです。
私の場合、日本でお出かけをする際に着るるような洋服は、オーストラリアに持って帰ってもあまり着ることがありません。ですから、一時帰国の際にはファッションレンタルを利用するのもアリだと思っています。経済的にも助かりますからね^ ^
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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