こんな疑問を抱いたことはありませんか?
日本では食事の前に「いただきます」、そして食事の後に「ごちそうさま」と言うのが一般的で、子育ての中でも必ず子供に教える言葉ですよね。
特に、幼い子供が小さな手を合わせて「いただきます」という姿は、とても可愛いらしいものですね。
そこで今回は 、『 ”いただきます” は海外では言わないの?』という疑問について、海外生活の経験をもとに紹介せていただきます。
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「いただきます、ごちそうさま」は海外では言わない!?
「いただきます」「ごちそうさま」と言う言葉は、両手を合わせて言うかどうかは別として、日本では食事のマナーとして使われることが一般的です。
「いただきます・ごちそうさま」は海外では言いません!
「いただきます」「ごちそうさま」の習慣は日本だけのようです。
・・・と言っても世界は広いので、
世界中で「いただきます」や「ごちそうさま」といった言葉を食事の際に使う国が他にあるかどうかは私にはわかりませんが^^;
私の経験から言えることは、オーストラリアや他の英語圏では「いただきます」「ごちそうさま」は言いません。
しかし、「いただきます」や「ごちそうさま」の代わりに使われる言葉はあります。
ただし、これは完全な代替えではないかもしれませんが、一般的な習慣として使われています。
「いただきます・ごちそうさま」は英語でどう言うの?
こんな疑問を持つかもしれませんね。
実際には、何も言いません Σ(゚д゚lll)
少なくとも私の住むオーストラリアでは、食べる際に特定の言葉を使う習慣はありません。
日本では「いただきます」「ごちそうさま」の習慣に慣れ親しんでいる日本人としては、これに驚くかもしれませんね。
強いて言えば、「Let's eat」と言うこともありますが、これも必ずしも言われるわけではありません。
食事の準備ができたら、「Lunch/Dinner is ready!」や「Lunch/Dinner time!」などの言葉でみんなに食事の支度ができたことを知らせ、それぞれが食卓に集まってきて食べ始める・・・と言った感じでしょうか^^;
そして食べ終わった後も、「I'm finished」「It was lovely meal」などと言って食事をしめくくる人も多いです。
そう考えると、日本の「いただきます」「ごちそうさま」とは全く異なる文化ですよね。
やはり、日本の「いただきます」「ごちそうさま」という習慣や文化、そしてマナーは日本の良いところだと思います。
ちなみに、
海外ドラマや映画などで、食事の時に全員が揃って神様にお祈りして食事を始めるシーンを、見たことがありますか?
ただ、日本の「いただきます」「ごちそうさま」のような習慣ではないということです。
いただきます、ごちそうさまの語源と由来
ところで、「いただきます」「ごちそうさま」の背景にある意味を考えたことはありますか?
もちろん、私は感謝する言葉だとは理解していましたが、その背景までしっかりと調べたり考えたりしたことはありませんでした。
日本に住んでいると、「いただきます」や「ごちそうさま」は私にとって当たり前のことで、不思議に思ったことすらありませんでしたから^^;
ですが、海外(オーストラリア)で生活するようになってから、海外の人たちが食事の際に「いただきます」や「ごちそうさま」のような言葉を言わないことを不思議に思い、その背景について調べてみました。
「いただきます」の語源・由来
神様にお供えしたものを食べる際や、自分より位の高い人から物を受け取る際に『頂』(頭の上)にかかげたことから、「食べる」「もらう」の謙譲語として使われるようになったそうです。
また、「いただきます」の背景には感謝の心があります。
食事の提供者や調理や支度に関わったすべての人への感謝。そして神様への感謝、食材のすべての命に対する感謝が込められています。
また、感謝の哲学は浄土真宗の信仰に由来しているとされています。
「ごちそうさま」の語源・由来
「ごちそうさま」は漢字では「ご馳走様」と書き、走り回ることを意味します。
そして昔々、今のように簡単に食材を買うことができず、大事なお客様を迎えるときは食材を調達するためにあちこち走り回らなければいけませんでした。
「馳走」は食事などを用意してもてなすことを指すようになり、一生懸命に用意をしてくれたことに感謝と敬意をはらう気持ちで『御』と『様』がつき、「御馳走様」と言うようになったと言われています。
日本のこういった文化は日本の良いところでもありますよね。
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「いただきます・ごちそうさま」って海外では言わないの?【まとめ】
この記事では「いただきます」「ごちそうさま」は海外では使われないのか?ということについて紹介しています。
また、「いただきます」「ごちそうさま」に代わる英語の表現はありません。
毎日なにげなく、当たり前のように口にする「いただきます」と「ごちそうさま」ですが、
しっかりと感謝の気持ちを込めて言葉にしたいですね。
日本の外に出てみると、改めて日本の文化や習慣は良いものだな...と感じています。
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