
でも、どうやって教えようかな・・・
こんなことで悩んでしまうこと、ありませんか?
この記事を書いている私は、海外在住オーストラリアで3人の子供を育てる母です。
私自身も、子供たちに日本の行事や文化をどう伝えるか、いろいろと工夫してきました。
海外で育つ日本の子供たちにとって、日本の行事や文化は親が積極的に教えない限り、知らないままでいることが多いです。
日本のバックグラウンドを持つわが子にとって、日本の文化は重要な一部ですし、将来日本に住む可能性もあるかもしれません。なので、親として子供たちに日本の良さを伝えたいと思っています。

この記事では海外で育つ子供におすすめの、日本の主な季節行事をテーマにした絵本をご紹介させていただきます。
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日本の行事・文化|海外で育つ子供に教えたい5つの季節行事

たとえ日本人の子供でも、親が意識して教えない限り、日本の行事や文化に触れる機会は少ないです。
もちろん、何も教えなければ、日本の伝統行事を知らずに育ってしまうこともあります。
ですが、日本のバックグラウンドを持つ子供は、もしかしたらいつか日本で生活する可能性もあるかもしれません。
そのためにも、親としては日本の文化をしっかり伝えたいきたいという気持ちがあります。
ここでは、海外で育つ子供たちにおすすめの、日本の主な季節行事5つご紹介します。
- お正月
- 節分
- ひな祭り
- 端午の節句
- 七夕
それではそれぞれの行事について順に紹介していきます。
お正月|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

日本では、お正月は家族が集まり、一緒に過ごすことが多いですよね。
これに対して、オーストラリアでは家族が集まる大きなイベントは主に12月のクリスマスとなります。
お正月の由来
「正月」とは、新年最初の月、1月の別称です。
年の初めに年神様が家々を訪れ、健康や幸せを授けるとされており、この神様をお迎えするために行事やお料理でお迎えするのが、お正月の由来だと言われています。

- 門松を玄関前に飾る
(年神様が迷わず家を見つけれるように) - 鏡餅(かがみもち)を飾る
(年神様へお供えとして) - 初日の出(1月1日に登る太陽)を見に行く
(元旦に見る日の出は年神様が降臨すると言われ、縁起が良いとされています) - 初詣
(年明けすぐに神社に参拝し感謝の気持ちを伝え、その年の無事や健康を祈ります) - おせち料理を食べる
(おせち料理は神様にお供えする縁起物の料理だということから、家族の安全や健康、厄払い、金運、立身出世など多くの願いを込めて、海や山の幸をたくさん取り入れて作られる縁起物のお料理です。) - お雑煮を食べる
(お雑煮は、年神様にお供えした餅をいただき、昨年の収穫や無事に感謝し、新しい年の豊作や家内安全を祈ります。)
お正月は日本の文化の中でも、子供たちが特に楽しみにしている『お年玉』があります。
わが家でも、元旦に子供たちにお年玉を渡すという日本の文化は、すっかり定着しています。
親として、子供の喜ぶ顔をみるのが何よりの楽しみです♡
日本のお正月を子供に教える際におすすめの絵本はたくさんあるでしょう。
絵本を読みながら、日本の行事や文化を楽しく伝えることができると良いですね。
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節分|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

ただ、一般的には『鬼は外、福は内』と大きな声を出して福豆(煎った大豆)をまき、厄除けのために年齢の数だけ豆を食べるのが一般的です。
豆まきに使う豆は、一般的に『煎った大豆』です。
節分に豆をまくのは
「追儺(ついな)」と呼ばれ、中国から伝わった習わしが起源とされています。
この行事は、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式だったそうです。
節分に行うことは以下のようなことです。
- 豆をまく(煎った豆):鬼は外、福は内の掛け声とともに
- 豆を食べる(年齢の数だけ。歳の数+1つを食べることもあります。)
- 恵方巻きを食べる
- イワシ料理を食べる(地方によって異なります)

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ひな祭り|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本
ひな祭りは、3月3日にお祝いする女の子の行事で、健やかな成長や幸せを祈って祝います。この日を「桃の節句」とも言います。
ひな祭りの由来
ひな祭りは、中国の「上巳(じょうし)の節句」(中国の五節句のひとつ)が日本に伝わってきたものだと言われています。「桃の節句」と呼ばれるのは、中国で桃の花が使われていたことに由来しているとされています。また、3月3日が桃の花が咲く時期であることも理由の一つのようです。(多説あるようです)

ひな人形は、子供を病気や事故から守ってくれるとされています。
ひな祭りにはこのようなことをして祝います。
- ひな人形を飾る
- 桃の花や菱餅を飾る
- ちらし寿司やハマグリのお吸い物などを食べる(場所によっていろいろです)
- ひな祭り寿司ケーキを作る
最近は「ひな祭り寿司ケーキ」を作ってお祝いするのも人気です。
わが家も毎年ひな祭りのお祝いは、寿司ケーキを作ります^ ^
ひな祭りの可愛らしいの絵本もあるので、チェックしてみてくださいね。
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端午の節句|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

端午の節句の由来を調べてみました。
端午の節句の由来
端午の節句は、約2,300年前に、中国から日本に伝わってきたと言われています。
(中国では、端午節に菖蒲などの薬草刻んで酒に混ぜ、厄除けとして飲んでいたようです。)
その後、時代の移り変わりの中で、鎌倉時代以降には「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであることや、菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされるようになったとされています。
端午の節句には以下のようなことを行なってお祝いします。
- 鎧、兜、刀、五月人形や金太郎などを部屋の中に飾る。(男の子の成長や勇敢さを象徴する)
- 鯉のぼりを家の外に飾る(鯉が滝を登り、龍になると言う伝説にちなんで、立身出世を願う)
- 菖蒲の花を飾ったり、菖蒲の葉をお風呂に入れるところもある。(厄除けや健康祈願として)
- 柏餅、ちまき、鯛やカツオなどの縁起の良い魚、筍、ちらし寿司などを食べる。
この日には、男の子の成長や将来の成功を願ってお祝いします。
わが家でも、実家から送ってもらった兜や鯉のぼりを毎年飾っています♪
端午の節句や子供の日には、絵本を通じて楽しく日本の行事を子供たちに伝えることができると良いですね。
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七夕|海外で育つ子供に伝えたい日本の行事と絵本

もともと『七夕』は中国から伝わってきた行事で、織姫と彦星の伝説が由来です。
七夕の日には以下のようなことをして過ごします。
- 短冊に願いを書いて笹に結びつける
- 星を見る
- お祭りに出かけてみる
- 「七夕さま」の歌を子どもと歌う
たなばたさまの歌をお子さんと歌ってみるのもいいですね♪
七夕も、絵本を通じて日本の文化や行事を楽しく学べる良い機会です。
\七夕に子供と楽しめる絵本をチェック/
海外で生活する子供にも日本の行事・文化を教えた方が良い理由
私は海外在住の子供にも、日本の文化や行事を教えることはとても大切だと思っています。

また、日本の文化や行事を知ったり触れることで、日本への興味が深まり、ルーツに対する理解も深まると考えています。
ただでさえ目まぐるしく進歩している世の中ですが、古くから続く日本の行事は大事にしたいものですよね。
ですから、たとえ海外で生活していても、子供にはできるだけ日本の文化や行事を伝えていきたいと考えています。
もちろん海外ではできることに限りがあるかもしれません。
それでも、季節ごとにで何か小さな行事を行い、子供と一緒にその雰囲気を味わいながら、絵本を読んでお話しすることは、子供にとっても楽しい経験になるでしょう♪^ ^
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海外で育つ子供に日本の行事を教えるメリット
各国にはそれぞれの歴史と文化があり、その国ならではの魅力があります。
しかし、日本の文化や長く受け継がれてきた行事については、たとえ海外で生活していても、日本人として知っておいてほしいと願うのが親心です。

- 子供のアイデンティティの確立
- 親子のコミュニケーションを深める
- 子供が喜び、楽しむことができる
- 日本語に興味を持つようになる
- 日本への愛着が深まる
私の子供たちは海外で生まれ育っていますが、日本の文化や行事に関しては、私が伝えなければ知らないまま成長することになります。
以前は、日本の行事をほとんど経験していなかったため、子供たちは日本についてあまり関心を持たず、どこか他人事のように話していました。
ですが、日本の行事を教えることによって、日本に対する興味が増し、日本のことを知りたいという気持ちが芽生えたようです。

日本の行事や文化を教えることで、子は日本への興味が高まり、その結果、日本語の学習にも前向きに取り組むようになりました。
日本語学習に興味のある方は、日本語の読み書きの練習が無料でできるサイトもあるので、別記事『海外在住者にもおすすめ無料のひらがな・カタカナ勉強サイト6選!』をチェックしてみてください。
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日本の行事・文化|海外で育つ子供に絵本で楽しく教えたい【まとめ】
海外で生活していると、日本と同じように行事を行うのは難しいかもしれませんが、工夫次第で楽しむことはできます。
日本の素敵な文化や行事を知らずに育つのは、せっかくの日本のバックグラウンドを活かせないのはもったいないことです。
絵本を通じてお子さんに楽しく日本の行事を教えることは、とてもおすすめです。
うちの子供たちも絵本を通して想像を膨らませ、日本の行事を楽しんでいました。
(ここで紹介させていただいた絵本は絵本ナビのサイトから購入できます。)
