
とはいっても、どうやって教えよう。。。
こんなことを考えたことありませんか?
この記事を書いている私は海外在住19年、オーストラリアで3人の子供を育てる母です。
そして、子供たちは...というと、日本の行事や文化に関しては、親の私が教えなければ知らないことだらけです。
ですが、日本のバックグラウンドを持つ子供たちには日本の良いところを知っておいてほしと考えています。
子供が小さい頃は日本の行事や文化に関する絵本の読み聞かせをしながら、子供が興味を持てるように伝えてきました。
この記事では海外で育つ子供にも教えておきたい日本の主な季節行事・文化を伝えるために、おすすめの絵本を紹介させていただきます。
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日本の行事・文化|海外で育つ子供に教えたい5つの季節行事

たとえ日本人の子供でも、海外在住の子供にとって、親が教えないかぎり日本の行事や文化に関わることはなかなか難しいです。
もちろん、教えなければ知ることすらない場合もあります。
ですが、日本のバックグラウンドを持った子供は、この先いつ日本で生活するかもわからないですし、もちろん親としても知っていて欲しい気持ちがあります。
ここでは日本の主な季節行事5つをまとめました。
- お正月
- 節分
- ひな祭り
- 端午の節句
- 七夕
それでは順番に行事について紹介していきます。
お正月|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

日本のお正月は離れて暮らす家族が集まって過ごすことが多いです。
そして海外・オーストラリアでは家族が集まるビッグイベントは12月のクリスマスです。
お正月の由来
「正月」とは新年最初の月、1月の別称です。
1年の初めに年神様が健康や幸せを授けるために、家々にやってくるので、神様をお迎えするために行事やお料理でお迎えするのがお正月の由来だと言われています。

- 門松を玄関前に飾る
(年神様が迷わず家を見つけれるように) - 鏡餅(かがみもち)を飾る
(年神様へお供えする) - 初日の出(1月1日に登る太陽)を見に行く
(元旦に見る日の出は年神様が降臨すると言われ、縁起が良いとされています) - 初詣
(年明けすぐに神社に参拝して感謝とその年の無事や健康をお祈りします) - おせち料理を食べる
(おせち料理は神様にお供えする縁起物の料理だということから、家族の安全や健康、厄払い、金運、立身出世などなどたくさんの願いを込めて、海や山の幸をたくさん取り入れて作られます。) - お雑煮を食べる
(お雑煮は、年神様にお供えした餅を下ろして、昨年の収穫や無事に過ごせたことに感謝をし、新しい年の豊作や家内安全を祈ります。)
お正月は日本の文化では子供にもうれしい『お年玉』があります。
わが家でも元旦に子供たちにお年玉をあげる日本の文化は、すっかり定着しています。
親の私も、子供たちのうれしそうな顔をみるのが楽しみなのです♡
子供に日本のお正月を教える時におすすめの絵本はいくつかあります。
絵本を読みながら日本の行事や文化を楽しくお子さんに伝えられるといいですね。
\お正月に子供と一緒に楽しめる絵本をチェック/
節分|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

でも一般的に「鬼は外、福は内」と大きな声を出して福豆(大豆)をまき、厄除けのために年齢の数だけ豆を食べます。
一般的に豆まきに使う豆は『煎った大豆』です。
節分に豆をまくのは
「追儺(ついな)」と呼び、中国から伝わった習わしだそうです。この行事は、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式だったそうですよ。
節分に行うことは以下のようなことです。
- 豆をまく(煎った豆)
- 豆を食べる(歳の数だけ。歳の数+1つを食べる場合もあります。)
- 恵方巻きを食べる
- イワシ料理を食べる(地方によって色々ある)

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ひな祭り|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本
ひな祭りは3月3日にお祝いする女の子の行事です。
女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いします。(桃の節句とも言います)
ひな祭りの由来
ひな祭りは中国の「上巳(じょうし)の節句」(中国の五節句のひとつ)が日本に伝わってきたと言われています。「桃の節句」と言われるのは、中国で桃の花が使われていたことに由来しているのだとか。また、3月3日が桃の花が咲く時期だということも理由の一つのようです。(多説あるようです)

ひな人形は、子供を病気や事故から守ってくれるとされています。
ひな祭りにはこのようなことをして祝います。
- ひな人形を飾る
- 桃の花や菱餅を飾る
- ちらし寿司やハマグリのお吸い物などを食べる(場所によっていろいろです)
最近は「ひな祭り寿司ケーキ」を作ってお祝いするのも人気です。
わが家も毎年ひな祭りのお祝いは、寿司ケーキを作ります^ ^
ひな祭りの可愛らしいの絵本もあるので、チェックしてみてくださいね。
\ひな祭りに子供と楽しめる絵本をチェック/
端午の節句|海外で育つ子供に教えたい日本の行事と絵本

端午の節句の由来を調べてみました。
端午の節句の由来
約2,300年前に、中国から日本に伝わってきたと言われています。
(中国では端午節に菖蒲などの薬草刻んで酒に混ぜて飲み、厄除けとされていたようです。)
時代の移り変わりのなかで、鎌倉以降の時代になると「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであることや、菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされたと仮設されています。
端午の節句には以下のようなことを行なってお祝いします。
- 鎧、兜、刀、五月人形や金太郎などを部屋の中に飾ります。
- 家の外に鯉のぼりを飾る
- 菖蒲の花を飾ったり、菖蒲の葉をオルフォに入れるところもあります。(厄除け)
- 柏餅、ちまき、鯛やカツオなどの縁起の良い魚、筍、ちらし寿司・・・などを食べて祝う
男の子の成長や立身出世を願ってお祝いします。
わが家も、実家から数年前に兜を送ってもらったので、毎年飾っています♪
端午の節句...子供の日にも絵本で楽しく日本の行事を伝えられるといいですね。
\子供の日に楽しめる絵本をチェック/
七夕|海外で育つ子供に伝えたい日本の行事と絵本

もともと「七夕」は中国から伝わってきたものです。
七夕の日にはこんなことをして過ごします。
- 短冊に願いを書いて笹に結びつける
- 星を見る
- お祭りに出かけてみる
たなばたさまの歌をお子さんと歌ってみるのもいいですね♪
\七夕に子供と楽しめる絵本をチェック/
海外で生活する子供にも日本の行事・文化を教えた方が良い理由
海外在住の子供にも日本の文化や行事は教えた方が良いです。

また、日本の文化や行事を知ることで、日本への興味も深まります。
ただでさえ目まぐるしく進歩している世の中。。。古くから変わらない日本の行事は大事にしたいものですよね。
ですから、たとえ海外で生活していたとしても、子供には日本の文化や行事はできるだけ伝えていきたいものです。
もちろん海外ではできることに限りはあります。
ですが、
季節ごとにで何かきることをして、子供とちょっとした行事の雰囲気を味わいながら、絵本を読んだりしてお話しをしてあげるのも良いことではないでしょうか。
こちらの絵本もどうぞ
海外で育つ子供に日本の行事を教えるメリット
それぞれの国には、それぞれの国の歴史やその良さがあります。
日本の文化や古くから引き継がれてる行事などは、海外で生活していても日本人として知っておいてほしいというのが親としての気持ちです。

- 子供のアイデンティティの確立
- 親子のコミュニケーションを深める
- 子供が喜ぶ・楽しむ
- 日本語に興味を持つようになる
- 日本をもっと好きになる
海外で生まれ育ったうちの子供たちは、日本の文化や行事に関しての情報は親の私が伝えない限り、知らないで成長することになります。
そして、日本の行事をほとんど経験させていなかった頃は、子供たちはどこかしら日本のことを他人事のように話していたのです。
ですが、行事を子供に教えることによって、それまで以上に日本に興味を持つようになりました。

そして、日本の行事や文化を親子で行うことで、親子のコミュニケーションを深めることができます。
日本の行事や文化を子供に教えることによって、子供は日本に興味を持つようになったのです。
その結果、日本語を学ぶことにも興味を持つようになりました。
日本語学習に興味のある方は、日本語の読み書きの練習が無料でできるサイトもあるので、別記事『海外在住者にもおすすめ無料のひらがな・カタカナ勉強サイト6選!』をチェックしてみてください。
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日本の行事・文化|海外で育つ子供に絵本で楽しく教えたい【まとめ】
海外で生活していると、日本と同じように行事を行うことはむつかしいかもしれませんが、できることもあります。
せっかく日本のバックグラウンドを持っているのに、日本の素敵な文化や行事を知らないのはもったいないです。
絵本を通してお子さんに楽しく日本の行事を教えてあげることはおすすめです。
うちの子供たちは絵本を通して想像を膨らませ、楽しんでいました。
(ここで紹介させていただいた絵本は絵本ナビのサイトから購入できます。)
