
そんなオーストラリアで、私も3人の子供の紫外線対策にはかなり気をつけてきました。
そこで、この記事ではオーストラリアで特に力を入れている子供の紫外線対策についてシェアさせていただきます^ ^
紫外線の強い夏に向かって、お子さんの紫外線対策の参考になればうれしいです^ ^
オーストラリアの紫外線対策|子供への徹底した指導
オーストラリアでは紫外線による健康被害の予防を促進するために『SunSmart(サン・スマート)』プログラムが導入されています。

オーストラリアでは『Slip, Slop, Slap, Seek, Slide (スリップ・スロップ・スラップ・シーク・スライド)』というスローガンを合言葉にした、子供への紫外線対策に関する指導が徹底的に行われています。
紫外線対策の合言葉
- Slip (スリップ)
- Slop (スロップ)
- Slap (スラップ)
- Seek (シーク)
- Slide (スライド)
この合言葉は、紫外線対策のために行うべき行動を示したもので、子供たちが外に出るときに守るべき行動を表しています。

- Slip on a long sleeved shirt.|(長袖のシャツを着る)
- Slop on some sunblock.|(日焼け止めを塗る)
- Slap on hat that will shade our neck.|(帽子をかぶる)
- Seek shade.|(日陰を探す)
- Slide on sunglasses.|(サングラスをかける)
子供の頃にたくさん紫外線を浴びてしまうと、それが原因で将来的に健康被害のリスクを高める可能性があります。
そのため、紫外線から子供を守るためにこの合言葉が誕生したそうです。
特にオーストラリアの幼稚園や小学校では『スリップ・スロップ・スラップ・シーク・スライド』の5Sは徹底しておこなわれています。
オーストラリアの紫外線対策|子供は帽子なしで外で遊べない
実はオーストラリアは皮膚ガンの発生率が世界で最も高い国の一つなのです。

参考までに世界の皮膚ガンの発生率の高い国、トップ10をここで紹介させていただきます。
順位 | 男女共 | 男性のみ | 女性のみ |
1 | オーストラリア | オーストラリア | デンマーク |
2 | ニュージーランド | ニュージーランド | ニュージーランド |
3 | ノルウェー | ノルウェー | ノルウェー |
4 | デンマーク | オランダ | オーストラリア |
5 | オランダ | スウェーデン | スウェーデン |
6 | スウェーデン | スイス | オランダ |
7 | ドイツ | デンマーク | ドイツ |
8 | スイス | ドイツ | ベルギー |
9 | ベルギー | ルクセンブルク | スロベニア共和国 |
10 | スロベニア共和国 | スロベニア共和国 | スイス |

そんなこともあり、オーストラリアでは紫外線対策として子供の頃から5S『スリップ(Slip)・スロップ(Slop)・スラップ(Slap)・シーク(Seek)・スライド(Slide)』が、幼稚園や小学校では徹底して行われているます。
例えば、『ノーハット・ノープレイ(No Hat, No Play)』と言われ、帽子をかぶらない子供が外で遊ぶことを強く禁じられています。
特に帽子は、紫外線防止として8cm〜10cm程度のツバのある帽子をかぶるのがおすすめです。
また、日焼け止めを塗ることも義務付けられているため、幼稚園や小学校の各教室には日焼け止めが常備されています。
ちなみに、日焼け止めに表示されているSPF(Sun Protection Factor Protection)は、以下のようになっています。
Sun Protection Factor(日焼け防止度) | Protection(保護力) |
SPF 4, 6, 8, 10 | 低い |
SPF 15, 20, 25 | 中程度 |
SPF 30, 40, 50 | 高い |
SPF 50+ | 非常に高い |
また、衣類に関してはオーストラリアにはUPF基準が設けられた衣服のラベルには、UPF指数(紫外線保護指数)が表示されています。
UPFの数値は、衣服が太陽の紫外線を遮断する効果を数値化したもので、最低でもUPF15以上が好ましいとされています。

紫外線は日焼けの他にも、目にダメージを与える場合もあるので、オーストラリアではサングラスをつける子供も珍しくありません。
オーストラリアの紫外線対策|子供に教える正しい日焼け止めの塗り方
すでに言いましたが、日焼け止めは、最低でもSPF15以上のものを使用することをおすすめします。
SPF(Sun Protection Factor)は人の体に悪影響を及ぼす可能性のあるUV(紫外線)からの保護力の程度を表しています。

(ただし、赤ちゃんの場合は刺激のない優しい製品を選ぶ必要があります。)


ここで、紫外線対策として日焼け止めのぬり方のポイントを簡単にまとめました。
紫外線対策|日焼け止めクリーム・ぬり方のポイント
- 多めにぬる
- 肌にすり込んでしまうのではなく、皮膚に薄い幕ができるくらい残す
- まばらではなく隙間なくぬる
- 最低でも外出する20分前にぬる
- 海やプールに入る場合は最低でも20分前にぬる
- 2時間毎にぬりなおす
- 泳いだり運動後にはすぐにぬりなおす
皮膚ガンの主な原因でもある紫外線(UV)ですが、ほとんどの皮膚ガンは紫外線(UV)3を超えるときに正しい紫外線対策をすることで予防できると言われています。

オーストラリアの紫外線対策|子供小学校は帽子ないと外で遊べない【まとめ】
ここではオーストラリアの子供の紫外線対策について紹介させていただきました。
子供の頃から十分な紫外線対策を行い、子供の将来をしっかり守りたいですね。
大事なわが子を守るためにも、紫外線対策『5S』を守ってくださいね。
- Slop (スロップ)|長袖のシャツを着る
- Slap (スラップ)|日焼け止めを塗る
- Seek (シーク)|帽子をかぶる
- Slide (スライド)|サングラスをかける

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