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海外子育ての学び

【海外育児】日本語下手にしないためのバイリンガル子育て!!

2021年5月23日

海外育児
悩んでいる人
悩んでいる人
海外でバイリンガル子育てをするのは思っていたより大変💧
海外での子育てで英語が心配だったのに、まさか子供の日本語を心配をすることになるなんて。

この悩みは、海外で子育てをしている親たちにとって、実はとても共感できるものではないかと思っています。

私は、海外在住オーストラリアで3人の子供の母です。

オーストラリアで育つ子供

私自身のことを正直にいうと、海外移住する前は 「海外で子育てをすれば子供は自然とバイリンガルになるだろう」と少し安易に考えていました。

ですが、実際には海外でのバイリンガル子育ては、想像以上に大変だと痛感しました。

何が大変かというと、日本語を維持することが予想以上に難しい点です。

私自身、海外で子育てをすれば自然とバイリンガルになると思い込んでいたので、子供の言葉について非常に悩みました。

ですが、あらかじめ「海外でのバイリンガル子育ては簡単ではない」ということを知っていると、子供の言語に対するアプローチが変わってくるのではないでしょうか。

ここでは、日本人が海外でバイリンガル子育てをする際の大変さや、日本語を維持するためのヒントを自身の経験をもとにシェアさせていただきます。

海外育児|バイリンガル子育てにおける日本語と英語の悩み

バイリンガル

海外で育児・子育てをしていると、「子供がバイリンガルに育っていいですね」と言われることがよくあります。

しかし、それは一つの誤解です。

バツ

例えば、
私自身の経験ですが、海外に1年ほど留学して日本に戻った際、「英語がペラペラになったんでしょ?」と言われたことがなん度もありました。

しかし、実際はそう簡単にはいきません。

海外で育つ子供も、海外で育つからと言って、簡単にバイリンガルになるわけではありません。

英語

実は、私も「海外で子育てをすれば自然とバイリンガルになる」と考えていた・・・と言いましたよね💧

ですから、オーストラリアに住み始めた当初、子供の言語に関する問題で悩む日が来るとは思っていませんでした。

しかし、、、

私を含め、周りの多くの日本人の親たちが、子供の言葉に悩みながら子育てをしているのを見てきました。海外で育つ日本人の子供は、日本語と英語の間でどこかの時点で多かれ少なかれ悩むことがあるようです。

幼少期には、お母さんと過ごす時間が長いため、会話はほとんどが日本語になります。

絵本の読み聞かせ

ですが、子どもが外の環境に触れる機会が増えると、子どもにとって英語が生活の一部となっていきます。

そうすると、「うちの子供は英語を理解しているのかな?」と心配しする声を幾度となく聞きました。

そして、早い段階で子どもの英語環境を増やそうとしたり、英語ネイティブではない親が子供に英語で話しかけたりする光景も目にしてきました。

親子でテレビ視聴

ですが、この段階で子供の英語に対する不安な気持ちには要注意です。

むしろ、幼少期には日本語の基礎をしっかり築くことが大切です。

実際の経験からも、幼少期に抱える英語に対する不安は、あまり必要ない場合が多いと思うので、その点でストレスを感じないでも大丈夫ですよ。

子供が現地の幼稚園 や小学校に入ると、次第に子供の頭の中が英語で満たされるようになります。

兄弟・姉妹がいる家庭では、兄弟・姉妹間の会話も英語が多くなってしまいます。

その結果、子どもの日本語維持に悩むことも出てくるでしょう。

私も初めての海外子育てでは、子供の言語に関してたくさんの不安やストレスを感じていました。

もし不安に感じている方は、海外でバイリンガル子育てをしている方々の記事を読んでみるのお良いでしょう。

海外子育ててをしている多くの親が同じように悩み、試行錯誤していることがわかると思います。

海外で子育てをしている親たちは、日本語の基礎作りがいかに大事かをよく理解しているはずですからね^ ^

海外でバイリンガル子育てをする際には、日本語の基礎をしっかり築くことが、その後の日本語維持に大きく影響します。このことを知っておくだけで、海外子育ての言語に対する気持ちが少しは楽になるかもしれません。

 

海外育児|日本語下手にしないバイリンガル子育て、家では日本語?英語?

バイリンガル

子供の言葉の悩みに関する悩みは、家庭によってさまざまです。

お母さんのストレス

例えば、『英語ができれば日本語が少し苦手でも仕方がない』と考える人もいれば、『いずれ日本に戻るかもしれないから、日本語をしっかり学ばせたい』と考える人もいます。
また、子供に言ってもなかなかうまくいかないと悩むこともあるでしょう。

実際、海外で育つ日本人の子供たちの中には、日本語の習得が同年代の日本で育つ子どもたちと比べて難しいと感じる子供も多いのは事実です。

海外育児、家では日本語と英語どっちを使うべき?

悩んでいる人
悩んでいる人
家の中で使う言葉は英語?日本語?どっちがいいんだろう?

この疑問について、私自身3人の子供を育てた経験から言うと、答えは『日本語』です。

もちろん、親の言語に対する関心度によっても状況は変わりますが、そもそも海外で生活していると、どうしても子供が使う言葉は英語が中心になりがちです。

幼児期には日本語をたくさん使っていた子供でも、成長とともに英語の割合が増えていきます。

ですから、子供の日本語を維持したいなら、親が意識して日本語を使うことがとても重要です。

もちろん、親だけでなく子供自身の興味や努力も必要ですが、家庭内での日本語使用は大切な基盤になります。

日本語

海外での子育てでは、子供の日本語を維持することが本当に大変です。
そのため、途中で日本語維持を諦めてしまう家族が多いのも理解できます。

少なくとも、家の中では日本語を話し続けることが、日本語を維持する上でとても重要です。

私の周りには、子供が幼稚園や小学校に入ると、先生から「家でも英語を使ってください」と言われたことがある人たちがいます。

正直、そのようなアドバイスをする先生がいるのは残念です。

なぜなら、幼少期からニ言語を習得する子供たちと、英語のみを話す現地の子供たちを比べる必要はないからです。

別記事『海外でバイリンガル教育|家では日本語?英語?』にも書いていますが、バイリンガルの人の頭の中は英語脳と日本語脳の2つの思考回路を持っており、それぞれで言葉が蓄積されるまでに時間がかかるのです。

小学校低学年くらいの時期では、どうしても英語のみを話す現地の子供たちと比べて、ニ言語を話す子供たちの語彙が少ないのは仕方のないことです。

ニ言語を習得する子供たちを理解せず、「家の中でも英語で会話するように」とアドバイスをされて悩む親御さんもいます。
しかし、そのようなアドバイスは、子供を混乱させることもあります。

子供Oh My God

幸い、私の子供たちが出会った先生たちはとても理解があり、「家ではどんどん日本語を使ってください」といってくれました。

たまたま、私の子供の担任の先生は英語圏以外で教師をした経験のある方だったので、ニ言語を話す子供への理解が深く、私も子供もとても助けられました。

学校の先生や周りの大人の理解によっても、子供のストレスが軽減されることは多いです。

親がネイティブじゃなくても英語は問題ない?

悩んでいる人
悩んでいる人
両親ともに英語ネイティブじゃなくても英語は大丈夫?

ハイ、大丈夫です^ ^

両親ともに日本人の家庭では、幼少期の子供は一日中お母さんと過ごし、ママ友が日本人ばかりであれば、生活のほとんどが日本語で行われます。

その結果、子供の頭の中には日本語が圧倒的に蓄積され、発する言葉の大半は日本語になります。

ですが、心配しなくても大丈夫です。 実際、うちの3人の子供たちも幼児期には話す言葉のほとんどが日本語でしたが、英語には問題ありません。

今だからこそ、私は子供の言語について客観的に話せますが、当時は「この子の英語は大丈夫かな?」と心配したこともありました。

ですので、同じように海外子育てで子供の英語を心配しているお母さんがいらっしゃるなら、「心配しなくても、時期が来れば解決しますので、むしろ幼少期には日本語の基盤をしっかり築いてあげてください」とお伝えしたいです。

私自身、3人の子育てからわかったのは、子供に英語も日本語もしっかり話せるようになってほしいなら、家庭内では必ず日本語で話すことが大切だということです。

子供が幼稚園や小学校に通うようになると、兄弟・姉妹間はもちろん、親に対しても英語で話すことが増えるでしょう。

英語

親御さんの中には、つい英語で返事をしてしまう方もいますが、それをしてしまうと日本語を使う機会がさらに減り、結果的に子供がしっかりとした日本語を話せなくなってしまうかもしれません。

実際に私の周りにも、両親が日本人で英語ネイティブではないにもかかわらず、子供との会話を長年英語混じりで行っている家庭があります。

その結果、成長した彼らの子供たちは、日本語はとりあえず理解することはできますが、流暢に話すことが難しくなってしまいました。 もちろん敬語の使用も難しいです。

海外での子育てにおいて、親子間でも日本語を徹底することは予想以上に大変なことです。とても忍耐が必要です。

私自身も、「言葉なんて子供の好きに話させればいいかな・・・」と思うことが何度もありましたが、子供の将来の可能性を考え、家庭内では必ず日本語を使うようにしました。

実際は、子供の言葉の間違いをその都度指摘したり教えたりするのは、確かに面倒なことです💦

結論

海外で生活する日本人の子供が、幼少期に日本語を多く使っていても、英語については心配する必要はありません。それは自然のことです。
言葉の習得には時間がかかります。ですが、現地校に通い始めると、日本語よりも英語が主な言葉になります。
ですから、親が日本語ネイティブであるなら、子供との会話にはぜひ日本語をおすすめします。

 

海外育児|バイリンガル子育てでおすすめの日本語学習方法

バイリンガル

海外育児・子育ての中で、日本語を維持するのは本当に大変なことです。
わが家でも試行錯誤しながら、子供たちの日本語をしっかりと保つために努力してきました。
ここで、少しでも参考になればと思い、わが家が取り組んできた方法を簡単にご紹介させていただくと以下のようなことです。

  • 家の中では徹底的に日本語を使う
  • 日本の絵本やアニメ、動画を見る
  • 日本語補習校に通う
  • 日本帰国時は小学校に体験入学させてもらう
  • 日本の通信教育や無料サイトを利用する

 

家の中では日本語を使う

家庭内では、日本語だけで話すことを心がける。子どもが間違った言葉を使うときは、訂正するようにする。

 

日本の絵本やアニメ、動画を見る


今の時代、オンラインで多くのことが解決できる便利な世の中になったので、日本の絵本や動画を積極的に取り入れる。
YouTubeや動画配信サービスを利用すれば、簡単に日本のコンテンツに触れられるので、とても助かります。

 

日本語補習校に通う


海外には、日本語を学ぶための補習校が設置されています。
週に1回、土曜日に日本の教科書を使って勉強することができます。

補習校に関して興味のある方は別記事『海外の日本人学校と補習校の違は何?認定校もチェック!!』もどうぞ。

 

日本の通信教育や無料サイトを利用する


海外在住でも、日本の通信教育を利用することが可能です。
また、無料で日本語を学べるウェブサイトも多数あります。
これらのサービスを利用することもおすすめです。

 

参考までに、海外から受講可能な日本の通信教育を別記事でまとめていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

以下の記事では無料の学習サイトを紹介しています。

 

海外育児|日本語下手にしないためのバイリンガル子育て【まとめ】

まとめ

海外での子育てでは、簡単にバイリンガルになれると考えがちですが、実はバイリンガル子育てをするのはとても大変です。

ニつの言語を身につけるには時間がかかるのは当然と言えば当然のことです。

それぞれの家庭には、異なる考え方や状況があり、ストレスの感じ方もさまざまです。

ここで紹介した内容は、あくまでも私自身の経験と、周りのママ友たちから学んだことをシェアさせていただいたものです。

あなたにもきっと、あなた自身の考え方があると思います。
お子さんと向き合いながら導き出した結論や信じたことが、あなたの正解です。

いろいろな心配があるかもしれませんが、最終的にはお子さんが元気で笑顔でいてくれることが何よりの喜びですよね♡

 

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