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海外子育ての学び

海外の子育て事情|親子関係は日本とどう違う?

2021年5月16日

海外子育て

こんにちは。
私は海外オーストラリアで3人を子育て中の母です。

海外と日本に子育ての違いがあったとしても、親が子供を思う気持ちに変わりはないですよね。
むしろ親がわが子を愛する気持ちは世界共通です。

ですが、

やはり国が違えば文化や考え方が違うのも事実です。

なので、子育てや親子関係についても海外と日本では違うこともあります。

今回は、オーストラリアでの海外子育て・・・親子関係についてシェアさせていただきます。

 

 

海外子育ての親子関係|子供とのスキンシップが半端ない

オーストラリアで子育てをしながら実感したことですが、

日本の親子関係はオーストラリアの親子関係に比べると、スキンシップが明らかに少ないです。

オーストラリアに限らず、海外の国々では親子の間でハグやキスは1日に何度もする国はたくさんあります。

ですが、もしかしたら日本では1日のうちで一度もしない親子もいるかもしれませんよね1?

落ち込む子供

 

 

 

 

 

日本はもともとスキンシップの多い文化ではないので、仕方のないことかもしれません。

ですが、スキンシップの効果ってすごいんです。

例えば、ハグはされる側の子供はもちろんですが、ハグをする親の方にもメリットがたくさんあります。

ハグのもたらす効果について興味のある方は、別記事『ハグが子供にもたらす5つの効果|あなたは子供にハグしていますか?』も合わせてどうぞ。

 

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海外子育ての親子関係|子供をよく褒める

海外の子育ては、親が自分の子供のことを本当によく褒めます。

日本の文化で育った私は、親が自分の子供を人前でベタ褒めすることに対して、正直初めは戸惑いを感じることもありました。

ですが、

実際に3人の子供を育てる中で、『褒める子育て』には共感することも多いというのが今の気持ちです。

もちろん日本でも褒める親御さんはたくさんいます。

とは言っても、今までのあなたの子育てをちょ〜っとだけ思い返してみてください。

赤ちゃん

 

 

 

 

 

わが子が赤ちゃんの頃は、寝返りができるようになると「すごいね!すごいね!」・・・

お座りができるようになると「すごいね!すごいね!」・・・

一歩でも歩けるようになると「すごいね!すごいね!」・・・

と、とにかく何か少しでも昨日よりできることが増えると嬉しくて嬉しくてめちゃくっちゃ褒めませんでしたか?

親子でハグ

 

 

 

 

 

それこそおおげさなくらい褒めていませんでしたか?

私はまさにそうでした^^;

が、

子どもの『できる』が増えていくごとに、どんどん子供を褒めるハードルが高くなっていき、多少のことでは褒めなくなっていませんか?

また人前だとなかなか自分から子供を褒めたりできない...と言う経験はありませんか?

ところがオーストラリアでは人前だろうがどこだろうが、自分の子供を本当によく褒めます。

日本は謙遜を美徳とするところがあるので、他人がわが子をせっかく褒めてくれても謙遜からその言葉を否定してしまいがちです。

ですがオーストラリアではハッキリ言って謙遜は好まれません。

良かれと思って謙遜してしまうと、その行為があなたの価値を下げてしまう場合もあります。
また、謙遜することは子供に良くない影響を与えてしまう場合もあります。

なぜなら「謙遜文化」というのは大人社会のことであって、子供には通用しないからです。

親が他人から子供を褒められて、つい謙遜して返すことがあっても、子供は親の放ったその否定的な言葉を素直に受け取ってしまうからです。

謙遜

 

 

 

 

 

そうすると、子供は親に否定されたことで当然傷ついてしまいます。

親に否定されたことで、「自分はダメなんだ。。。」と自分自身を否定するようになってしまいます。

ですが、

子供を上手に褒めると、実はこんなすごい効果もあるのです。
  • 自己肯定感が育つ
  • 子供のやる気が起こる
  • 親子の信頼関係が深まる

実際に内閣府のサイトでも紹介されていますが、欧米は自己肯定感が高く日本はとても低いという調査結果もでています。


引用:内閣府ホームページ

海外に比べて日本は自己肯定感を捉えている人の割合が低いのです。

子供にとって親に褒められるということは、『自分が認められた』と実感できることなのです。

親に褒められて親に認められたと実感することで、子供は自分に自信を持つようになります。

褒める子育てに関しては賛否両論の意見があります。

ですが、わたし自身褒める子育てを心がけるようになってから、わが家の親子関係はとても良くなったと実感しています。

 

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海外子育ての親子関係|父親の子供への関わり方

父親と母親の役割というのは、日本でも最近はずいぶん変わりつつあります。

ですが、

母親が子育てと家事全般を担当するというのがまだまだ拭いきれていないのも事実ではないですか?

母親はたとえ外で働きたくても、家事全般そして夫や子どもの世話をした上で働かなければいけない家庭も少なくないのではないでしょうか?

その結果、

どうしても子供は母親により甘え、母親により依存し、母親により頼る・・・

という状況になり、子供にとって父親よりも母親を身近に感じる親子関係が成り立っていると言ってもよくないですか!?

そのため場合によっては、だんだん父親が家族の中で孤立していってしまう...ということもあります。

父親

 

 

 

 

 

それに対し、海外オーストラリアでは共働きの家庭が多く、家の中の家事や子育てにおける父親と母親の分担が平等に行われていることの方が多いです。

もちろん家庭の中には外で仕事を持たない母親もいるので、その場合は基本的に家事と育児を母親が担っていることもあります。

だからと言って父親の生活が仕事中心で子育てには参加しないと言った状況はあまりありません。

親子

 

 

 

 

 

オーストラリアでは多くの父親が積極的に家事を分担しようと努力し、できるだけ子育てに積極的に関わろうとします。

親子関係としては、日本のように暗黙の了解で『子供は母親が面倒を見る』....母親じゃないと子供が泣き止まない....などの考え方はあまりありません。

例えば、

子どもの学校行事や週末のスポーツ観戦など、多くの父親がこぞって参加します。

また、オーストラリアでは休日やホリデーは家族で一緒に何かをして過ごします。

ですが、家族との時間を大切にしたいと考えている日本のお父さんにとって、まだまだ日本の社会がそうさせてくれないのかもしれませんね💦

オーストラリアでも職種によって働く時間や時間帯はもちろん異なります。

ですが、例えばサラリーマンの場合・・・

日本のように残業で夜遅くまで会社に残り終電で帰ったり... 仕事の後に付き合いで終電まで飲みに行ったり... 休日に家族を放ってゴルフ三昧.... などといったことはありません。

オーストラリアの労働条件はなかなか厳しいものがあります。
時間外労働や休日出勤、ましてや土日祝日に働かせる場合の賃金はかなり高く設定されています。

とにかく、オーストラリアでは母だけが家事や子育てにてんてこまいすることはあまりありません。

海外子育ての親子関係について【まとめ】

ここでは海外オーストラリア子育ての親子関係について紹介させていただきました。

もちろん日本の子育てには良いところがたくさんあります。

ですから日本とオーストラリアの両方の文化に触れられることに私は感謝しています。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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