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海外子育ての学び

海外は帝王切開が多いって本当?オーストラリアで3度の帝王切開を経験!

2021年6月7日

悩んでいる人
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海外は帝王切開が多いって、本当?
帝王切開が多い国ってどこなんだろう?

私はオーストラリアで3人の子供を出産しましたが、実は3人とも帝王切開で出産しています。

実際、私の周りでも帝王切開で出産している人がたくさんいます。

そこで、世界の国々で帝王切開の出産率が多い国をチェックしてみました。

また、オーストラリアの帝王切開についても、私自身の出産経験をもとにシェアさせていただきます。

 

海外は帝王切開が多い|国別ランキングをチェック!

調べていてわかったのですが、出産において世界の帝王切開率はどんどん増加しているようです。

国によっては50%以上の赤ちゃんが帝王切開によって生まれているそうですよ。

Austlalian Governmentのサイトによると、2021年にオーストラリアで出産した女性の38%が帝王切開によって出産しているようです。

また、

WHOの調査によると、帝王切開による出産は世界的にみても増加し続けており、2021年の時点では帝王切開による出産が全出産の5人に1人(21%)以上を占めています。

その数は今後も増加し続け、2030年までには全出産のほぼ3分の1が帝王切開で行われる可能性が高いとも言われています。(参照:Wold Health Organization

帝王切開での出産率の高い国ランキングを紹介しているサイトがあったので、参考までにこちらにシェアさせていただきます。
  1. ドミニカ共和国(Dominican Republic) 58.1%
  2. ブラジル(Brazil) 55.5%
  3. エジプト(Egypt) 55.5%
  4. トルコ(Turkey) 53.1
  5. ベネズエラ( Venezuela) 52.4%
  6. チリ(Chile) 46%
  7. パラグアイ(Paraguay) 45.9%
  8. イラン(Iran) 45.6%
  9. エクアドル(Ecuador) 45.5%
  10. モーリシャス(Mauritius) 44.7%
  11. モルジブ(Maldives) 41.1%
  12. メキシコ(Mexico) 40.7%
  13. キューバ(Cuba) 40.4%
  14. ブルガリア(Bulgaria) 39.1%
  15. 韓国(Korea) 38%
  16. ハンガリー(Hungary) 37.2%
  17. ジョージア(Georgia) 36.5%
  18. ポーランド(Poland) 36.2%
  19. イタリア(Italy) 35.3%
  20. 中国(China) 34.9%
  21. コロンビア(Colombia) 34.4%
  22. プエルトリコ(Puerto Rico) 34.3%
  23. ベリーズ(Belize) 34.2%
  24. ルーマニア(Romania) 34.2%
  25. スイス(Switzerland) 33.4%
  26. アメリカ合衆国(USA) 32.9%
  27. タイ(Thailand) 32.7%
  28. オーストラリア(Australia) 32.7%
  29. マルタ(Malta) 32.4%
  30. ポルトガル(Portugal) 32.3%

※オーストラリアABC NEWS参照

WHO(世界保健機関)は、出産の約10%〜15%が合併症のために帝王切開を必要とすると推定しているようです。

世界的に見ると、赤ちゃんの21%が帝王切開で生まれており、この数字は15年間でほぼ2倍に増加していると言われています。

オーストラリアの帝王切開率を見ると、赤ちゃんの約32.7%が帝王切開による出産で生まれています。

海外は帝王切開が多い|帝王切開をする理由にはどんなことがある?

どういう時に帝王切開で出産する必要があるのかというと、理由は様々です。

帝王切開で出産する理由のいくつかを以下に紹介します。

予定された帝王切開の理由

  • すでに帝王切開で出産をしたことがある。
  • 赤ちゃんが最初に下または骨盤くらいに位置し、向きを変えることができない
  • 前置胎盤
  • 赤ちゃんが横向きに横たわっていて、意思が向きを変えることができない
  • 3人以上の赤ちゃんを妊娠

予定外の帝王切開の理由

  • 陣痛が進まなかったり、陣痛が不十分で子宮口が開くのが遅すぎるもしくは全く開いていない
  • 赤ちゃんに苦痛の兆候が見られるか、健康が損なわれてしまう
  • 高血圧などの健康上の問題により、母体と赤ちゃんにとってリスクが高まる可能性がある場合

このような状況下において、帝王切開で出産をする場合があります。
(必ずしも帝王切開で出産するとは限らない)

実際、私の例を紹介させていただくと、最初の妊娠時に前置胎盤、そして高血圧になってしまったため、帝王切開という判断に至りました。

そのため2度目、3度目の出産もドクターと相談した上で、帝王切開で出産することになったのです。

帝王切開での出産は麻酔を打ちます。
私の3度の帝王切開も、脊椎麻酔(せきつい)を打ちました。

脊椎(せきつい)の骨と骨の間に針を挿入し、その針から局所麻酔を行います。
そうすることで、胸から下への痛みをブロックすることができるので、目を覚ましたまま意識がある状態で帝王切開の手術が行えます。

ドクターたちが話をしているのもちゃんと聞こえますし、お腹を引っ張られたりする感覚もありますが、痛みは全くありませんでした。

私がオーストラリアの病院で行った帝王切開のカットは『ビキニライン切開』と呼ばれるカットでした。

ビキニライン切開は腹部(下の方)を水平方向(横方向)にカットする切り方です。

このカットは、切り傷が治りやすく、目立ちにくいです。
また、将来に再度妊娠した時に問題を引き起こす可能性も低なるといわれました。

帝王切開が多いオーストラリア、出産費用や準備について

悩んでいる人
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オーストラリアでは、帝王切開の費用ってどのくらいかかるんだろう?

海外では出産っていくらくらいかかるんだろう?・・・って、やっぱりお金のことは気になりますよね。

帝王切開の費用ってどのくらい?

保険の有無に関わらず、オーストラリアで赤ちゃんを産むのにかかる平均的な費用をざっくり参考までに紹介します。(これは赤ちゃんを産むときの費用なので、検診やエコーなどは別で必要になります)
  • オーストラリアの帝王切開の平均費用:$14,000
  • オーストラリアでの通常分娩の平均費用:$9,000

(※あくまでも参考料金です。病院によっても異なります。)

ちなみに、公立病院を利用すると、医療費が安くなります。
また、メディケア所持者の場合、出産費用はおよそ$0〜$1,500の範囲になります。

私立病院を利用する場合は、料金が高くなる可能性もあり、個人が加入しているプライベート保険によってもカバーされる費用が異なってきます。

オーストラリアにはメディケア(国民健康保険)制度があります。 これは、全ての永住者に与えられているもので、メディケアを通じて公的医療を受けることができます。

実は、私がオーストラリアに引っ越してきたのは妊娠3ヶ月くらいの時期だったのですが、その時点では永住権を持っていませんでした。
ですからオーストラリアのメディケアも持っていませんでした。

しかもプライベート保険に加入をしても、大抵は出産に保険を使うために12ヶ月の待ち期間が設けられているので、私はその保険も使うことができませんでした。

そのため私のオーストラリアでの初出産は100%自腹で払うことになってしまったのです。

帝王切開の準備

帝王切開はあらかじめ日時を決めて行われます。
手術ための準備もいくつかあるので、私が実際に行った準備をシェアさせていただきます。

  • 手術の6時間前からものを水も食べ物も口にしない。
  • 尿をとる
  • 血液検査を受ける
  • 下の毛を剃る
  • 麻酔専門医の診察を受け、同意書にサインする

帝王切開手術の前にはこのような準備を行いました。

そして、手術室には夫も一緒に入ります。
写真や動画は病院の人たちが中で撮ってくれました。

 

海外は帝王切開が多いってホント?【まとめ】

帝王切開は楽だという人もいますが、3回の帝王切開を経験して言えることは、『全く楽ではありません』ということです。

もちろん陣痛の辛さは経験しないかもしれませんが、出産後いつまでも切ったところに違和感が残ることもあります。

実際、私も私生活には問題はありませんが、いまだに時折傷跡に痛みを感じることがあります。

私は1度目の出産が帝王切開だったので2度目・3度目の出産もドクターと相談した結果、帝王切開という判断になりましたが、人によっては2度目は普通分娩によって出産している方もいます。

国や状況によっても出産は色々だと思いますが、お母さんが無事に出産でき、元気な赤ちゃんが生まれてくることが1番の願いですよね。

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