この記事では海外(筆者の住んでいるオーストラリア)の情報をもとに子供のアルバイト事情について紹介させていただきます。
記事ではこんなことがわかります
- オーストラリアで子供がアルバイトできる年齢について
- オーストラリアの子供がアルバイトでもらえる時給について
- アルバイトができる年齢や労働時間、日本との比較について
海外・オーストラリア|アルバイトは何歳からできる?
オーストラリアでは子供のアルバイトが何歳からできるのか!?
家業やエンターテイメント業界の場合は最低年齢の決まりはありません。
また、フルタイムで働くことができるのは17歳になった時、もしくは12年生を修了後のどちらか早い方です。
もし10年生を修了し、フルタイムで働きたい場合は申請することもできます。
15歳未満に禁止されている働き方
- 授業時間中の作業
- 学校に行かなければならない日に4時間以上の労働
- 1日に複数シフトでの労働
- 5日以上の連続勤務
- 翌日に学校がある場合の午後9時以降の労働
- 各シフトの間は少なくとも12時間あける
- 午後10時から午前6時の間の労働
- 週7日で学校の時間と勤務時間を合わせて50時間を超える労働
また、
15歳未満の場合には、年齢によって1日あたりの労働時間には以下のような制限が設けられています。
15歳未満の労働時間
- 0歳〜3歳の子供:1日3時間
- 4歳〜11歳の子供:1日4時間
- 12歳〜14歳の子供:1日6時間
上記の年齢を見て、「ん???0歳から???」と、思いませんでしたか?
これは例えばエンターテインメント業界などで子供が雇用される場合のことのようです。
オーストラリアの子供のアルバイト事情に関しては、同じオーストラリアでも住んでいる州によっても異なってきます。
私の住んでいるクイーンズランド州では以下のようになっています。
クイーンズランド州
一般的な最低年齢は13歳です。
(家業やエンターテイメント業界で働く場合は最低年齢はありません。)
11歳以上であれば、新聞やチラシの配達など配達作業はできます。
ですが11歳または12歳の場合、6pm〜6amまでの間は行うことができません。
また、義務教育期間においては保護者の同意が必要です。
フルタイムで働くには:
10年生を修了するか16歳になった時点のいずれか早い方で働くことができます。
海外・オーストラリア|子供のアルバイト、時給はいくら?
オーストラリアでは、子供のアルバイトはどのくらいの時給がもらえるか知っていますか?
- カジュアル
- パートタイム
- フルタイム
この3種類のタイプによって時給計算は異なってきます。
パートタイムの従業員は1週間の勤務時間数があらかじめ設定された上で働きます。(パートタイムの時間数はフルタイムの38時間よりも短いです。)
カジュアル従業員の労働時間はその都度異なります。
時給は働く職種によっても異なり、さらにはその職種での経験や資格によっても異なります。
ですから、ここでは参考例としてレストランで働いた場合の最低賃金を例に簡単に紹介します。
16歳未満の時給
- カジュアル:平日$13.36 / 土日$16.04 / 祝日26.73
- パートタイム:平日$10.69 / 土曜$13.36 / 日曜$16.04 / 祝日$24.05
日本と比べると時給が高いと思いませんか?
しかも、土日祝に働くとさらに高い時給がもらえるんです。
参考までに20歳以上の最低賃金も以下に載せておきますね。
(17歳・18歳・19歳と徐々に金額は上がりますが、各年齢での詳しい紹介は省略させていただきます。)
20歳以上の時給
- カジュアル:平日A$24.80 / 土日A$29.76 / 祝日A$49.60
- パートタイム:平日A$21.38 / 土曜A$26.73 / 日曜A$32.07 / 祝日A$48.11
20歳以上になると祝日の時給がかなり上がりますね。
ですから、小さなお店の雇い主さんは人件費を払うだけでも大変なのです。
しかも、
ちなみにここで紹介した時給は2023年2月のものです。
金額はどんどん上がっています。また、職種や資格などそれぞれの状況によっても時給は異なります。
例にあげた時給はあくまでも参考例なので、詳しい職種や詳しい時給が知りたい方は、こちらから確認することができますよ。
日本ではアルバイトは何歳からできる?
ここまでは、オーストラリアでの子供のアルバイト事情を紹介しました。
では、日本のアルバイト事情と比べるてみるためにも、日本でのアルバイト事情を簡単にチェックしてみました。
【労働基準法 第56条 (最低年齢)】
使用者は、児童が満十五歳に達した日以後の最初の三月三十一日が終了するまで、これを使用してはならない。
このように、日本では労働基準法によって決められたアルバイトができる年齢は、15歳の誕生日が過ぎてから最初の3月31日後(4月1日)からになります。
ですが15歳未満でも例外はあります。
その場合労働基準監督署長の許可、または厚生労働大臣の許可を得る必要があります。
15歳以上18歳未満の労働時間について
- 1週間の労働時間が40時間を超えない範囲内で、1週間のうち1日の労働時間を4時間以内に短縮する場合においては、他の日の労働時間を10時間まで延長すること。
- 1週間について48時間、一日について8時間を超えない範囲内で、1ヶ月単位または1年単位の変形労働時間制により労働させることが認められている。
海外ではアルバイトは何歳から?オーストラリア子供のバイト事情【まとめ】
オーストラリアの時給には結構びっくりしませんでしたか?
日本と比べるとかなり良いですよね。。。と言ってもオーストラリアの物価も、日本と比べるとかなり高いんですけどね💧
私個人としては、子供にとってアルバイトはいろんな意味でとても勉強になると思っています。
ですから、わが子にはいろんな職種で経験をしてほしいと思っています。