海外転勤や海外移住により、世界のさまざまな国に日本の子供たちがたくさん生活しています。
この記事を書いている私も家族と共に海外で生活しています。
私には3人の子供がいますが、私も夫も日本人なので海外で子育てをしていても日本の勉強はさせておきたいと考えています。
初めての子供の際は、私の情報収集が不足しており、日本の教科書が無料配布されることを知りませんでした。
そのため、日本の教科書を手に入れるために、日本の両親に送ってもらう必要がありました。
実際には、海外在住の子供にも、現地で日本の教科書が無償で提供されます。
そのため、今回は海外在住者が日本の教科書を受け取る条件や申込み方法についてシェアさせていただきます。
もちろん国によって、申請方法が違う場合もあるので、ここでは私の住んでいるオーストラリア・クイーンズランド州の情報をもとに紹介させていただきます。
海外在住の子供にも日本の教科書が無償配布されます!
冒頭でも言いましたが、海外在住の子どもも日本に住んでいる子どもと同じように、小学校・中学校の教科書を無償で手に入れることができます。
実際にうちの子どもたちも日本の教科書をもらっていました。
が、
黙って待っているだけで、子供が小学校に上がる年齢になると自動的に日本の教科書がもらえるわけではありません。
自分から申請しなければいけません。
また、日本の教科書を受け取るためには、いくつかの条件があります。
それでは、海外在住の子どもが日本の教科書を受け取るにはどうすれば良いかを紹介していきます。
海外在住で日本の教科書を無償でもらうための条件と申し込み方法
文部科学省は大使館・領事館を通して毎年海外在住の義務教育の年齢にある子ども(生徒)に対して、日本の教科書を無償で配布しています。
海外在住者が日本の教科書をもらうための条件は?
- 日本国籍を持っている
- 海外滞在予定が1年以上
- 義務教育学齢(日本における小・中学生)のこども
- 在留届を提出してある
- 将来的に日本に帰国する予定
上記に関しては、文部科学省のウェブサイトで確認することができます。
海外在住者が日本の教科書をもらうための申請方法は?
教科書の無償配布に関しては、国によって教科書の受け取り方法や申し込み、受付期間などが異なります。
なるべく早めに、お住まいの地域を管轄する大使館や領事館に問い合わせることをお勧めします。
そのため、わざわざ日本から送ってもらったため、手間や費用がかかってしまいました。
このような経験をしないためにも、早めに準備しておくことをおすすめします。
参考までに・・・
海外在住で現地の日本人学校や補習校に通う場合
海外在住者で現地にある日本人学校や補習校に通う予定の方は教科書は学校側が用意してくれるので、個人で教科書を申請する必要はないです。
学校側では毎年必要な数の教科書を申請しているので在庫がない場合はその年の教科書がもらえなくなってしまいますからね💦
海外在住者が日本の教科書を無償配布してもらえる国
海外在住者が日本の教科書を無償で配布してもらう場合、現地の日本大使館や領事館から受け取ります。
参考までにわかる範囲で以下にそれぞれの国のサイトを添えておきます。
ここに紹介できていない国は現地の在外公館に問い合わせてみてください。
- アメリカ合衆国
- イギリス
- インド
- オーストリア
- オーストラリア
- カナダ
- 韓国
- ギリシャ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スリランカ
- 中国
- デンマーク
- トルコ
- ノルウェー
- フィリピン
- フランス
- ベルギー
- マレーシア
海外在住出国前に日本の教科書を受け取るには?
”これから海外に向けて出国するんだけど”・・・という場合は、出国前に『海外子女教育振興財団 / JOES』から日本の教科書を無償で配布してもらえます。
『海外子女教育振興財団 / JOES』➡︎ 外務省・文部科学省の許可を受けて海外で経済活動を展開している企業・団体によって設立された財団法人です。
こちらは↓『海外子女教育振興財団 / JOES』について紹介している動画です♪
これから海外に向けて出発予定の方で、現地に到着した当初に使用する教科書は現地では用意されていません。
詳しいことはこちらから確認できます。
海外在住者にも日本の教科書が無償配布される【まとめ】
海外に住んでいても、子どもの日本語教育はちゃんとしておきたい・・・と、考える方は多いのではないでしょうか。
実際に私もその中の一人です。
そんな方にとっては、海外にいながら日本の教科書を無償配布してもらえるシステムは本当にありがたいです。
海外に出発を控えている方、すでに海外在住の方、早めに準備をしてぜひ教科書を受け取ってくださいね。
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⭐️ 日本語補習校に関しては『海外在住|日本語学校と補習校の違いって何?認定校もチェック』・『オーストラリアの日本語補習校|各州の料金・所在地・情報まとめ』も合わせてどうぞ。