
実は子供のお手伝いにはたくさんのメリットがあります!!
ここでは子供が家事をお手伝いする6つのメリットや、子供に家事をお手伝いしてもらうときに親が気をつける5つのポイントについて、シェアさせていただきます。
筆者の私は、海外で3人の子育て中の母です。
そこで、ちょっと子供の話をさせていただくと、オーストラリアの現地校に通う子供の学校では、子供たちは学校のお掃除をしないのです。

ですから、うちの子供も学校でお掃除をしたことがないのです💧
日本で生まれ育った私としては、子供が学校のお掃除をしないということに、少しカルチャーショックを受けました。
学校のお掃除を生徒自身がすることには、学ぶことがたくさんあります。
そんなこともあって、うちではお掃除はもちろんですが、子供の家事お手伝いを習慣化することにしました。
実際、子供の家事お手伝いには、たくさんのメリットがあることを実感しています。
ですから、ここで紹介することが少しでも何かの参考になればうれしいです(^ ^)
海外の学校では生徒が掃除をしないことについて、別記事『海外の小学校、掃除は清掃プロに依頼が当たり前?理由はこうだった!』で紹介しているので、ぜひ合わせてどうぞ。
子供が家事をお手伝いするメリットとは?
日常生活を心地よく送るためには、毎日たくさんの雑用をこなさなければいけないのが現実です。
つまり生活する上で『家事』は欠かせないという事です。

実際家事は自分でやった方が早いし、子供に頼んで二度手間になるのも面倒だから...という理由で、全てあなたがひとり頑張っていませんか?
『家事』は奥が深いです。
また、家事をすることによっていろんなことが学べるのも確かです。
ですから、子供に積極的に家事に参加してもらうことはとてもおすすめなのです。
そこで子供が家事をお手伝いすることによって、考えられるメリットを以下に大きく6つあげました。
子供に家事をお手伝いさせるメリット
- 自立する力が身につく
- 考える力が身につく
- 自己肯定感が高まる
- 責任感が生まれる
- 人の気持ちがわかるようになる
- 親子の絆が深まる

こんな理由で、結局子供にお手伝いをさせていない人もいるかもしれませんね。
そこで、上記にあげた6つのメリットがどのようなものなのかを順番に解説していきますね。
子供に家事をお手伝いさせるメリット|自立する力が身につく
家事は生活していく上で必ず必要なことです。

- 掃除ができない:ゴミ屋敷に住むことになり不衛生になる
- 洗濯ができない:汚らしく清潔感がなくなる
- 料理ができない:毎日外食やコンビニで、不健康になる
これらができなくてもまぁ...生活はどうにか成り立つかもしれませんが、明らかに不衛生で不健康になってしまいますよね💦
身についた生活習慣を大人になってから変えるのはかなり大変なことです。
そこで、子供の頃から家事を習慣化しておくことで、自然と生活力がつき自分の身の回りのことは自分でできるようになります。
その結果、早く自立できるようになります。
子供に家事をお手伝いさせるメリット|考える力が身につく
家事をすることで、「どうやったら早くできるか」「どうやったら上手にできるか」「どうやったらもっと良くなるか」...etc...
と、家事を継続するにつれて子供自身が効率よくできる方法を考えるようになります。
実際に私自身も子供の発見に”なるほど”と感心させられることもあります。
子供の発想力とはなかなか新鮮で、ある意味それを見ている私もとても勉強になります。
子供に家事をお手伝いさせるメリット|自己肯定感が高まる

子供は特に親に感謝されたり、頼りにされることをとても喜びます。
家事を手伝うことで、子供は自分が親に必要とされ、信頼されて役に立っているんだ!...と、自分の存在意義を見出します。
自分が誰かの役に立ったという実感を持つことで、子供は自分に自信を持つことができ、自尊心が育てられます。
お手伝いをすることで、自己肯定感を高めていくことにつながります。
子供に家事をお手伝いさせるメリット|責任感が生まれる

なぜなら子供に明確な作業を与えることで、子供は「これは自分の仕事」だと考え、親から与えられた作業をきちんと成し遂げようとします。
その結果、子供の中に責任感が芽生えます。
子供に与える作業はハードルを上げすぎず、はじめは簡単なことから任せるようにしましょう。
最初から難しいことを任せてしまうと、やり遂げることが出来ずに途中でギブアップしてしまうかもしれません。
お手伝いのハードルを上げすぎて子供がギブアップしてしまったら、子供は達成感を感じられなくなり、モチベーションが下がってしまいますからね。
また、どんなに簡単なことでも任せたことを子供が最後まできちんとできたことは、「ありがとう」と言ってしっかり褒めるようにします。
褒めることで子供の中に達成感と責任感が同時に生まれます。
ちなみにポイントとして、子供に任せる作業はいくつかの選択肢の中から、子供が興味を持つものを子供自身に選ばれたせてあげるのも良いですよ。

子供に家事をお手伝いさせるメリット|人の気持ちがわかるようになる

自分以外の誰かが快く引き受けてくれて、毎日快適に過ごせたら楽ですよね。
その役目を担っているのがたいていはお母さんじゃないですか!?
家事は誰かがやってくれることによって毎日当たり前のように循環しています。
やってもらっている側は日常当たり前のように行われていることに、感謝の気持ちを忘れてしまうかもしれません。
実際に自分がしないと大変なのが分からないということとはたくさんあります。
子供に家事を任せることによって、きっと子供は嫌がったり面倒くさがったりするかもしれません。
ですが、

冒頭でも言いましたが、オーストラリアは子供は学校の掃除をしません。
例えば。。。ですが、 1日が終わり汚くなったトイレは翌朝には当たり前のようにきれいになっています。
子供は目に映る結果しか見ないのです。
だからどんなに汚く使っても自分の手を汚すことすらなく、翌日にはまたきれいなトイレが使えるのです。
それでは汚いトイレを掃除してくれる方の立場にはなれません。
感謝だって薄っぺらい感謝でしかありません。。。
いや、、、
感謝する気持ちすら持っていない子供もいるでしょうね。
「だってそれは清掃員の人の仕事でしょ!」と平気で言ってしまう子供もいます。
いくら掃除が清掃員の方の仕事だとしても、感謝する気持ちを忘れていいわけありません
大変さを理解していれば、少なくともきれいに使おうという気持ちは芽生えるのではないでしょうか。
ですから、私は実際に子供にも家事の色々を経験させるようにしています。
子供に家事をお手伝いさせるメリット|親子の絆が深まる

そして、お手伝いをすることによって、子供が一番認められたい相手でもある親から「ありがとう」と言われます。
そんなやりとりの継続から親子の絆をより深めていくことができます。

そんなことをしてしまうと親子の絆が深まるどころか、親にとっても子供にとってもお互いストレスになってしまいます。
そうなってしまうとメリットどころかデメリットになってしまいますからね^^;
子供に家事をお手伝いしてもらうときに親が注意するポイント

- 初めは親がお手本を見せる
- 口うるさく言わずに、失敗しても怒らない
- しっかり褒める
- 危険な作業は任せない
- 「ありがとう」を忘れない
それでは親が注意しておくべきポイントを一つずつ解説していきます。
初めは親がお手本を見せる
親は毎日継続して家事をこなしていますが、子供にとって家事は未経験分野です。

また、子供に伝えるときは、簡単な作業でも言葉だけで伝えようとせず、まずは親がお手本を見せながら説明し、一緒にしてみてから子供に任せのが良いですよ。
口うるさく言わず、失敗しても怒らない
子供が慣れるまでは、じれったく感じることもあるかもしれません。
ですが、

くれぐれも途中で口うるさく言ったり、ダメ出しをしたり、怒ったりしないように頑張って見守りましょう。
しっかり褒める

たとえ子供が失敗したとしても、子供の頑張った姿を見ているのですから、その努力に対してはしっかり褒めてあげましょう。
そうすることによって、次はもっと頑張ろうと言うモチベーションにつながります。
決して子供が継続するためのモチベーションを下げないように気をつけましょう。
危険な作業は任せない
家事の中には危険なものを扱う場合もあります。
親にとっては当たり前のことでも子供にとっては危険を伴う可能性があることだってあります。

先にも言いましたが、初めはお手伝いのハードルを低く設定した方が良いです。
子供に「ありがとう」を忘れない

これはとても大事なことです。
『子は親の鏡』といいますよね。子供は常に親の行動を見ています。
親が「ありがとう」と感謝を持って言えれば、子供は同じように育ちます。
家事には子供がお手伝いできることがこんなにある!!

その中でも実際にわが家で子供とシェアしている家事を紹介します。
食事に関して
- 食材の買い出しを手伝う
- お米をとぐ
- 食材を切る
- テーブルセッティング
- 食後のテーブルをきれいにする
- 食器を洗う
- 食器をしまう
掃除に関して
- 掃除機をかける
- トイレ掃除
- お風呂掃除
- 床拭き
- ガレージの掃除
- 車の掃除
その他
- 洗濯物を干す
- 洗濯物をたたむ
- 靴を並べる
- ゴミ出し
- トイレットペーパーの補充
これらは、ほんの一部です。
ちなみに、これらは全て実際にわが家では3人の子供たちに分担を決めて、それぞれが行っています。

子供が家事をお手伝いするメリット【まとめ】
どうでしたか?
ここでは子供が家事をお手伝いするメリットや、子供に家事をお手伝いしてもらうときに親が注意するポイントについて解説しました。

たとえ子供が失敗したり、上手にお手伝いできなかったとしても、イライラしたり、怒鳴ったり、「もういい!!」というセリフを言ったりして途中でやめさせてしまうのはNGです。
とは言ってもイラッとすることもあると思います。
ですから、子供と一緒に家事をすることは、慣れるまでは親自身の学びの場でもあります。
子供ができることが増えると、確実にお母さんの助けになるはずです。

うちの子供たちも、お手伝いを始めた頃に比べるとすっかり上手にこなせるようになりました。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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