海外に住んでいると、子供の教育について悩む時期がありますよね?「補習校に通わせた方がいいかな?」「今通っているけど、このまま続けるべき?」と迷うことも多いのではないでしょうか。
この記事では、補習校に行かない理由や、補習校のメリット・デメリットについて、私の経験を交えながら親目線でご紹介します。
参考までに、補習校に関しては以下の記事もどうぞ。
補習校に行かない理由ってなに?
ですが、すべての家庭が子供を補習校に通わせているわけではありません。
それぞれの家庭には異なる事情があり、行く子供もいれば行かない子供もいます。
こんな疑問について、同じように子供を持つ親御さんの意見を聞いて調べてみました。
補習校に行かない理由として以下のようなものが多いようです。
日本語補習校に行かない理由
- 自分で教えられるから行かせる必要がない
- 金銭的な理由
- 週末は家族の時間を大切にしたい
- 子供のスポーツなどで忙しい
- 英語の学食が心配で、そちらを優先したい
- 補習校が本当に子供に良いのかわからない
- 補習校がない地域に住んでいる
- 補習校での役員仕事や人間関係が負担になる
理由はさまざまです。また、補習校に通っていたけれど途中でやめた家庭も少なくありません。
補習校をやめる理由もさまざまですが、私自身の経験や他の親御さんから聞いた話をもとに、よくあげられる理由を紹介します。
- 授業についていけない
- 現地校の宿題に加えて補習校の宿題もこなすのが大変
- 親の負担が大きい
- 習い事が忙しくて補習校に通えない
- 週末の貴重な家族の時間が減る
実際、補習校に通うのは親にとっても子供にとっても結構大変です。
たとえば、うちの子の場合スポーツの試合が補習校と重なり、スポーツを優先するために補習校を休むことが多くなってしまいました。
せっかく頑張っているスポーツの試合をお休みするのは、子供にとってはとても悲しいことですからね。特にチーム競技となれば尚更です。すると、どうしても補習校ををお休みすることになってしまったのです。
補習校をやめて良かった?後悔した?
うちの子供は途中で補修校に行くのをやめましたが、周りにも補習校を途中でやめた子供はたくさんいます。
補習校をやめて良かった?後悔した?
わが家の場合、補修校をやめるかどうかの決断は子供と一緒に考えた末に出した答えです。
補修校をやめた他の親御さんの声もいくつか紹介します。
補習校に途中で行かなくなった子供の親の感想
- 補習校の宿題が原因での親子喧嘩がなくなった
- 子供がお友達と遊ぶ時間がもてるようになった
- 家庭での週末の過ごし方が自由になった
- 子供の読み書きが同年代の子供より遅れてると感じることもある
- 日本人の子供と遊ぶ機会が減った
感想の中には、「子供の読み書きの力が、同年代の子供より弱い」と感じる親御さんの感想もあります。
実際に、補習校に行っていたけれど読み書きが得意でない子供もいます。
また、それとは逆に補習校に行っていなかったのに日本語力に問題を感じない子供もたくさんいます。
補習校は、海外在住の子供がいずれ日本の学校で勉強するための学習と生活の基礎基本を身に付けることを目的としています。
ですが、この目的は家庭学習と補習校での学習が総合されたうえで達成されるものです。
うちの子供の場合、スポーツとの両立を考え補習校をやめましたが、日本の勉強は他の学習方法で続けることにしました。
補習校に行かない子供の日本語教育について
うちの子供は補習校をやめましたが、その後も日本語教育は続けています。
なぜなら、子供の将来的な可能性をできる限り広げておきたいと考えているからです。
また、いつ日本に戻ることになるかもわかりませんからね。
ちなみに、海外在住の子供ができる日本語教育の方法はいろいろあります。
例えば・・・
- 親が教える
- 日本の教科書に沿った通信教育を受講
- 公文
- オンライン家庭教師
うちの子供は補習校をやめてからは、平日に公文に通い、海外在住でも受講可能な日本の通信教育を子供のペースで進めてきました。
特にうちの子供は『すらら』というタブレット学習の通信教育にとても助けられました。
すららに関しては別の記事『家庭学習教材『すらら』とは?どんな子どもにおすすめか徹底解説!』 『すらら海外受講の口コミ感想|おすすめポイントを利用者が徹底解説!』でも紹介していますので、興味があればぜひチェックしてみてください。
また、『すらら』が気になる方は、とりあえずすらら公式サイトを確認してみてくださいね^ ^
参考までに、海外から受講可能な通信教育が気になる方は以下の記事もどうぞ^ ^
補習校に行くメリット・デメリット
こんな疑問について考えてみましょう。
補習校に行くメリットってなに?
補習校に通うことにはメリットもデメリットもあります。
ここではうちの子供が補習校に通った経験や、他の親御さんの感想をもとに補習校に行くメリットをまとめてみました。
- 海外で日本の勉強ができる
- 日本の文化や行事が体験できる
- 日本語を使う機会が増える
- 同じ境遇の子供や親とつながれる
- 日本の図書を自由に借りれる
- 親が教えなくて良い(ただし宿題などのフォローアップは必要)
勉強に関しては親が教えることもできますが、日本の文化や行事はなかなか海外では体験できませんからね。
特に、日本の運動会は海外の現地校で行われるものとは違い、日本独特です。なので、ぜひ体験させてあげたい行事の一つです。
日本の運動会のように、”クラス全員が一丸となって”団結する体験は、とても貴重だと思います。
うちの子供も、日本の行事は大好きですし、補修校で行われる行事も楽しく参加させていただきました。
合わせてこちらの記事もどうぞ
子供を補習校に行かせるデメリットは?
メリットとは逆に、補習校に行くデメリットを以下にまとめてみました。
- 週末の自由な時間が減る
- スポーツ (習い事)の時間がなくなる
- 親子ともに負担が増える
- 現地校との両立が難しい
- 宿題が原因で親子喧嘩が増える
- 親の役員仕事や人間関係などが煩わしい
- 親子でストレスになる
メリットもデメリットもそれなりにありますが、それでも補習校に行くのが大好きな子供もいれば、苦痛でしょうがないという子供もいます。
「行きたくない、行きたくない」と言いながらイヤイヤ補習校に通い続け、最終的に中学校を卒業する子供もいれば、補習校をやめてストレスから解放された子供もいます。
行くか行かないかはそれぞれの家庭で子供と一緒によく相談し考えた上で決めることをおすすめします。
人と比べる必要なんて全くないです。どうするかは、しっかりと子供と話し合うのが一番ではないでしょうか。
ここまでは補習校がどんなところかを既に知っている前提でお話ししましたが、最後に補足として実際補習校がどんなところかについて簡単に紹介します。
補習校に行かない理由|補習校とは
この疑問について簡単に紹介させていただきます。
補習校とは?
補習校は、海外在住の現地校に通う児童生徒を対象に、いずれ日本の学校に編入する際に子供が日本の学校にスムーズに適応できるようにすることを目的としています。
※補習校の概要としては以下のように記されています。
補習授業校は現地の学校や国際学校(インターナショナルスクール)等に通学している日本人の子供に対し、土曜日や放課後などを利用して国内の小学校または中学校の一部の教科について日本語で授業を行う教育施設です。
また、補習校で学ぶ内容については、日本の学校で実際に学ぶ教科の基礎的な基本知識、または日本の文化について日本語で学習します。
補習校の児童生徒には、日本国内用の教科書が無償給付されます。
日本の教科書配布については別記事『海外在住者にも日本の教科書が無償配布されるって知ってますか!?』をどうぞ。
補習校の目的とは?
文部科学省が帰国した児童生徒を対象とした追跡調査によると、帰国後にスムーズに日本の学校に適応する条件として、以下の3点が挙げられています。
- 補習校の勉強をしっかりやること
- 家庭内では日本語を使うこと
- 日本語の本を読むこと
つまり、補習校は海外在住の子供が再び日本の学校で勉強するための、学習と生活の基礎基本を身に付けることを目的としています。
ですが、この目的は家庭学習と補習校での学習が総合されたうえで達成されることとされています。
ですから、帰国後日本の学校に適応するためには、補習校だけではなく家庭での学習も必要だということです。
さらに補習校についての詳しいことが知りたい方は外務省のサイトをチェックしてみてくださいね。
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補習校に行かない理由【まとめ】
海外で子供を育てる親として、子供の日本語学習について悩むことは多いですよね。
ですが、補習校通うかどうかは、家庭でよく話し合い、子供にとって最適な選択をすることが大切ですよね。
他の家庭と比べる必要はなく、子供が笑顔でいられる選択肢を見つけることが一番だと思います。
補習校に行く行かないだけの選択ではなく、他の選択肢を増やして考えてみても良いかもしれませんね。
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