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海外子育ての学び

日本と海外の小学校の違い10選!!文化が違うとこんなに違う!?

2020年9月18日

小学校

この記事を書いている私は、オーストラリア在住、3人の子供の母です^ ^

3人の子育てを通して、オーストラリアと日本の学校の違いは慣れてきましたが、最初の子供の時は、その違いに驚かされることが多々ありました。

一方で、私の子供はオーストラリアの学校しか知らないため、日本に一時帰国した際に通った日本の小学校では、何もかもが新鮮に感じられたようです。

そのため、日本での小学校生活をとても楽しんでいました。

そこでこの記事では、私が特に驚いた日本と海外(オーストラリア)の小学校の違いを10選ご紹介したいと思います。

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日本と海外の小学校の違い10選まとめ

国が違えば文化も異なり、学校の習慣や制度にも違いが出てくるものです。

ここでは、オーストラリアで子育てをしている日本人ママとして、「これは面白い!」と思った違いを選んでみました。

日本と海外の小学校の違い |1. 掃除がない

オーストラリアの小学校では、子どもたちが学校の掃除をすることはありません。掃除はすべてプロの清掃員の方が行います。

日本の多くの小学校では、生徒が掃除当番として自分達の使った教室や校内を掃除するのが一般的ですよね。

学校の掃除

私自身、日本で生まれ育ったので、オーストラリアの小学校で生徒が掃除をしないというのは、最初はとても驚きでした。

ただ、調べてみると、掃除をプロに任せるのはオーストラリアだけではなく、他の国々でもみられるようです。

学校の掃除

子供たちが学校で掃除をしないことについては、いろいろな考え方があると思いますが、個人的には子供たちにも掃除の経験をしてほしいな、と思うこともあります。

海外の小学校の掃除事情に興味がある方は、別の記事『海外の小学校、掃除は清掃プロに依頼が当たり前?理由はこうだった!』も合わせてチェックしてみてくださいね。

日本と海外の小学校の違い| 2. 給食がない

給食

オーストラリアの小学校には給食がありません。毎日、自分のお弁当を持参するのが一般的です。(もちろん、学校給食がある国もありますが、オーストラリアではお弁当が主流です)

毎日のお弁当作りは、意外と大変なんですよね。

そんな時、日本の給食システムがとても羨ましく感じることもあります。

子供のいただきます

オーストラリアの小学校では、子供たちはそれぞれ自分のお弁当を持っていき、2回の休憩時間に分けて食べます。

1回目の休憩時間は『モーニングティー』と呼ばれ、フルーツやスナックを食べる時間です。

そして2回目は『ランチタイム』で、サンドイッチやお弁当のメインを食べる時間となります。

 

 

 

 

 

そのため、子どもが学校に持っていくお弁当は、毎日2回分の食べ物を用意する必要があります。

とはいえ、日本のママたちが作るようなキャラ弁や手のこったお弁当を作ることは、あまりないですけどね。

お弁当の中身は家庭によって本当に様々です。キュウリを一本そのままもってきてかじったり、ツナ缶を缶のままもってきて缶から食べる子もいます。自由でユニークですよね!

日本の給食システムは、親にとっても助かるものですが、子どもにとっても栄養バランスが考えられている点でありがたいなと感じます。



日本と海外の小学校の違い |3. 入学式・始業式・終業式がない

オーストラリアの小学校には、日本のような入学式がありません。始業式も終業式もないんです。

これは、国や文化が違うとこんなにも違うのか!?...と驚かされました。

日本では、入学式といえば春の訪れとともにやってくる季節の風物詩とも言える大きなイベントですよね。

入学式

わが子の入学式は、親にとっても一大イベントでじゃないですか?

そして、子どもが成長する一つの節目として家族全員が楽しみにする行事です。

そのため、小学校の入学式は特別で感慨深いものだと思っていたのですが・・・

オーストラリアの小学校には入学式がないので、ただ子どもをクラスに送り届けて「いってらっしゃい」というだけなんです。

あっさりした始まり方ですよね。(ちなみに、始業式や終業式もありません。)

学期の最終日も、日本のような特別な行事はなく、授業がない日も多いので、「もう学校に行かなくてもいいかな」と感じる子供たちも少なくないようです。

日本の文化で育った私にとっては、入学式のようなイベントがないのは少し寂しい気がします。ですが、こうした違いもまた興味深いものだと思います。

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日本と海外の小学校の違い |4. 夏休みの宿題がない・4学期制

オーストラリアの小学校では、日本の3学期制とは異なり、4学期制が採用されています。

日本の小学校は、1年を1学期、2学期、3学期に分けて学校生活が行われますよね。

一方、オーストラリアの小学校では4学期制で、新学期は毎年1月下旬から2月初旬に始まります。

学期は『Term(ターム)』と呼ばれ、各タームはそれぞれ10週間です。

オーストラリアの4学期制

  • 1学期:1月下旬〜3月下旬
  • 2学期:4月下旬〜6月下旬
  • 3学期:7月下旬〜9月下旬
  • 4学期:10月下旬〜12月下旬

また、オーストラリアの季節は日本と真逆であるため、オーストラリアの夏休みは12月下旬〜1月下旬の新学期が始まるまで続きます。

日本の夏休みといえば宿題がたくさん出されるイメージがありますが、オーストラリアではお休みに宿題が出ることはほとんどありません。もちろん、長い夏休みも宿題はありません。

最初は「勉強は大丈夫かな・・・」と少し心配になったりもしましたが、遊ぶ時は思い切り遊ぶ!というメリハリのあるスタイルも、子供たちにとって良いことだと思います♬

 



日本と海外の小学校の違い |5. 教科書がない

オーストラリアの小学校には教科書がありません。

教科書がないなんて、驚きですよね!?

「教科書なしでどうやって勉強するの!?  」と、はじめはかなりびっくりしました。

勉強

学校に通う子どもたちを見ると、みんな大きなリュックを背負っています。

私は、てっきりその中に教科書がしっかり入っているものだと思っていました。

学校に通う子供たち

しかし実際には、カバンの中に入っているものはお弁当と水ボトルだけです! 思わず笑ってしまいました^^;

では、どうやって授業するの?・・・と思うかもしれませんが、オーストラリアの小学校では、授業は基本的に先生が用意したプリントを使って進められます。

やり終わったプリントは先生が各生徒のファイルにまとめ、個人面談の際に見せてくれます。

さらに、今はITの時代!
小学生でもパソコンを使って授業を受けることが一般的になっています。

パソコンする子供たち

特に高学年になると、生徒は自分のパソコンを持参して授業に参加します。

ちなみに、親もオンライン上で子供が授業で学んだ内容をチェックすることができる 便利なシステムもあります♪

日本と海外の小学校の違い| 6. ピアスOK

オーストラリアの小学校では、ピアスOKです!!

オーストラリアの小学校では、ピアスをしている子供たちを学校でもよく見かけます。
実は、うちの息子もピアスをしています。

オーストラリアでは、赤ちゃんの頃からピアスをする子もも多いです。
(これは子供の意思ではなく親の判断で行っていることですよね。)

オーストラリアに限ったことではなく、海外では赤ちゃんにピアスをする国がたくさんあるようですね。

生まれたばかりの赤ちゃんにピアスをするという行為は、日本人にはまだまだ馴染みが少ないかもしれません。

ただし、学校においては安全面を考慮し、大きなピアスや揺れるピアスは禁止されています。小さなピアスは許可されていますが、安全を第一に考えたルールです。

 

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日本と海外の小学校の違い| 7. カバンの規定がない

オーストラリアの小学校には、日本のランドセルのような決まった通学カバンはありません。

日本のランドセルは丈夫で長持ちし、6年間使用できるように作られています。

日本では、小学生の象徴とも言えるランドセルですが、オーストラリアの公立小学校では通学カバンに特に決まりはなく、さまざまなカバンを見かけます

大きなリュックを背負っている子どももいれば、キャラクターが描かれた子ども用のスーツケースを引っ張って通学する子どももいます。

基本的には、バックパック(リュック)が通学カバンとしては一般的です。

ランドセルは丈夫で長持ちしますが、値段もそれなりにしますよね。

ですから、通学カバンに関する特別な規則がないため、選択肢が広がるのは助かります。



最近では、日本でもランドセルのカラーが多様化し、男の子向けには黒・女の子向けには赤といった選択肢から、さまざまなカラーバリエーションが増えていますね。

余談ですが....日本では『ランドセル=小学生』というイメージがありますが、最近は海外でファッションの一部としてランドセルを背負う大人もいるようです^ ^

確かにランドセルは高級品でもあり、おしゃれアイテムとしても注目されているのかもしれませんね。

日本と海外の小学校の違い| 8. 集団登校はしない

オーストラリアの小学校では、基本的に親が送り迎えをします。

小学生の通学スタイルも国によってさまざまですね。

登下校の子供達

日本では、地域ごとに子供たちは集団で登校することが一般的ですが、オーストラリアでは、それぞれ個人で通学します。

通学手段としては、以下のような方法があります。

  • 親が車で送り迎え
  • バスで登校
  • 自転車で登校
  • 兄弟・友達または一人で歩いて登校(特に一人で登校するのは高学年が多い)
  • スクーターで登校
スクーターに乗って軽やかに通学する子供たちも多く見かけます。

わが家の場合は、学校と家の距離が少し離れていていたので、毎日車で送り迎えをしていました。

日本と海外の小学校の違い |9. 体操座りではなくあぐらをかく

オーストラリアの小学校では、日本の小学生がするような体操座りの代わりに、あぐらをかくことが一般的です。
これは、男の子だけではなく女の子も同じです!!

日本の小学校では、床に座って話を聞くときは、『体操座り(三角座り)』をするのが一般的ですよね。

ですが、オーストラリアでは男女ともに『あぐら』をかいて座ります。

日本では女の子があぐらをかくのはお行儀が悪いとされていませんか?

オーストラリアの小学校では、全校生徒が集まる場合でも、子どもたちは皆あぐらをかいて座っているのをよく見かけます。

慣れないと不思議に感じるかもしれませんが、これも一つの文化の違いです。

オーストラリアの子どもたちは、小さい頃からあぐらをかいて座ることに慣れているので、年齢や性別を問わず、道端でおしゃべりをする時や、芝生でピクニックをする時など、普通にあぐらをかいている姿をよく見かけますよ。

実際、私の娘も日本の祖父母の家に滞在した時にあぐらをかいていたので、私の母に「お行儀が悪い・・・」と言われて驚かれた経験があります。

これはお行儀が悪いのではなく、ただ単に文化の違いによるものなのです。

日本と海外の小学校の違い |10. クラス25人ほど・学年混合クラスがある

オーストラリアの小学校のクラス編成は、基本的に1クラスあたり25人程で構成されています。

日本の小学校では、1年生では1クラス35人、2年生から6年生では1クラス40人です。これは文部科学省の”学級編成の仕組みと運用について(義務)”で説明されています。

一方、オーストラリアの小学校では、学校によっても異なりますが、1クラスの人数はだいたい25人ほどで編成されることが多いです。

また、海外では割と一般的なのですが、クラスの中に2つの学年をまとめた混合クラス(コンバインド・クラス)というクラスもあります。

コンバインド・クラスは、2つの学年を1つのクラスにまとめたもので、例えば、6年生のA組からG組まである中で、1クラスが5年生と6年生の生徒を交えた混合クラスになっているというものです。

ちなみに、この混合クラスには、学習の遅れた子どもが入るわけではなく、むしろさまざまな理由で編成されていることが多いです。

日本と海外の小学校の違いについて《番外編》

ここで紹介した以外にも、日本と海外の小学校にはさまざまな違いがあります。

番外編として幾つかをサクッと紹介しますね。

日本と海外の小学校の違い|運動会

日本の小学校の運動会は、欠かせない楽しい行事の一つですよね。

オーストラリアの小学校にも『Sport Dayスポーツデー』と呼ばれる運動会のような行事があります。

ただし、オーストラリアのスポーツデーは日本のように1年生から6年生までの全校で行うのではなく、1年生から3年生、そして4年生から6年生といった具合に学年ごとに全校生徒を2つに分け、それぞれ別の日に行われます。

また、日本の運動会では個人競技のほかに、組体操や騎馬戦などのような団体競技も多く行われますが、オーストラリアのスポーツデーでは、チーム一丸となって何かを成し遂げるような競技は日本ほど見かけられません。

運動会

 

 

 

 

 

また、行事も日本のように土日に行われるのではなく、平日に行われるのが一般的です。

さらに、日本の運動会は運動場の中央で1つずつ競技が順番に行われますが、オーストラリアでは運動場の各所で同時にさまざまな競技が進行します。

そのため、保護者は子どもが参加する競技が行われるたびに、場所を移動する必要があるのです。

まぁ...そんな感じなので、シートを広げて場所取りをする必要もありませんけどね^^;

そして、高学年になると見にくる保護者の数もかなり少なくなりますよ。

 

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日本と海外の小学校の違い|上履き・体操着

オーストラリアは靴を履いたまま家に入る文化があるため、小学校でも日本のように上履きに履き替える習慣はありません。

ユニフォームの指定として、通学で履く靴にも学校ごとに黒や白などの指定はありますが、上履きというものは存在しません💦

また、日本では体操服に着替えて授業を行いますが、オーストラリアの小学校では、そもそも体育の授業のために特別な服に着替えることはありません。

体育の授業に関しても日本と海外の小学校では違いがあります。
興味のある方は別記事『日本と海外の体育の違い|オーストラリアの体育にはコレがない!』をご覧くださいね。

日本と海外の小学校の違い10選【まとめ】

まとめ

この記事では、日本と海外の小学校の違いを厳選して10選でご紹介しました。

海外で生活していると、国や文化が違うと、こんなにも違うのか!・・・と驚くことがたくさんあります。

ここでは10選に厳選して紹介しましたが、実際にはもっとたくさんの違いがあります。

私自身、日本を離れて海外で暮らす中で、さまざまな気づきがありましたが、日本には素晴らしいところが本当にたくさんあると改めて感じています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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