こんなことが気になったことってありませんか?
私は海外移住20年になり、3人の子供の母です。
国が異なれば文化も違いますし、海外といっても国によって子育てのやり方も異なるものです。
国や文化の違いによって、考え方やアプローチも異なることがあります。
そのため、正直なところ日本で生まれ育った私にとって、海外で子育てをしていると時には戸惑うこともあります。
合わせてこちらの記事もどうぞ
日本と海外子育ての違い|オーストラリアで実感した5つの違い!
それでは、以下に実際の子育て経験から私が感じた日本と海外(オーストラリア)の子育ての違いについて、5つのポイントを紹介させていただきます。
日本とオーストラリア子育ての違い
では、それぞれの違いについて一つずつ解説していきます。
(上記の青字をクリックすると、記事中でジャンプします。)
日本と海外子育ての違い|家族のあり方
子供ができても、一般的に夫婦で共働きをする家庭が多いのが特徴です。
日本のように、女性が専業主婦として家事や子育てを担うような考えは基本的に見られません。
日本でよく言われる「イクメン」と言うような言葉はオーストラリアにはありません。
ちなみに、オーストラリアでは夫婦が離婚したとしても、子供は週の半分をお母さんと過ごし、残りの半分をお父さんと過ごすこともよくあります。
そのため、残業がないという職場がほとんどといっても良いかもしれません。
もちろん、職種によって働く時間帯は異なります。
また、オーストラリアの家庭では、お父さんも積極的に料理をすることが多いです。
スーパーに行くと、お父さんが買いに来ていたり、夫婦で買いに来ている光景をよく見かけます。
また、学校行事や先生との面談にも、夫婦で参加する家庭が多いです。
子供たちもそのような親の姿を見て育つため、オーストラリアでは男性が料理や洗濯、掃除をすることも特別なことではありません。
実際、子供と一緒にお料理をすることにはたくさんのメリットがありますからね!
メリットについては、別記事『子供と料理するメリット6つ|親子で楽しむおすすめメニューはコレ!』を合わせてどうぞ。
日本と海外子育ての違い|子供の褒め方しかり方
実は、欧米に比べて日本人は自己肯定感が低い傾向があるということが調査結果から明らかになっているようです。
自己肯定感が低くなる理由としては、子供の褒め方や叱り方も原因のひとつだと言われています。
日本の子育てに比べると、オーストラリアの子育ては本当に子供をよく褒めます。
日本では、子供が何かできたとしても、褒めるよりもさらに上を求めてしまう傾向がありませんか?
たとえそれが人前であっても、積極的に子供を褒めることが普通に行われています。
正直、最初の頃、日本の文化で育った私にとっては 「少し大げさじゃないかな?」と感じることもありました。
オーストラリアの子育てでは、親が子供を褒めることが積極的に行われます。
ですが、褒めるだけでなく、もちろん叱ることもあります。時には公共の場で子供を叱る光景も見られます。
日本人は謙遜が美徳とされることがありませんか?
そのため、他人にわが子を褒められても「そんなことないですよ」と否定してしまう人を見かけることも少なくありませんよね。
別記事『海外子育て褒めるメリットとコツ|謙遜は美徳とは限らない!?』で、謙遜について紹介しているので、合わせてどうぞ。
日本と海外子育ての違い|子供の自立に対する感覚
海外・オーストラリアでは、子供の個性をとても大切にします。
親は子供の意見や主張を尊重し、子供自ら決断させます。「あなたはどうしたいの?」「あなたはどっちがいいの?」「あなたはどう思っているの?」など、子供の意見を尋ねます。
また、子供を他の子供と比較して自分のこともの優劣をつけたり、世間体や固定観念で価値観で子供を押さえつけようとはしません。
こういった日々の些細な子供とのやりとりが、子供の自尊心や自立心を育てるきっかけとなります。
日本と海外子育ての違い|子供の食事や生活リズム
これに関しては、別記事『「いただきます・ごちそうさま」って海外では言わないの?日本だけ?』をどうぞ。
また、食事を残すことに対する日本のような抵抗感もありません。ですから、食べたくなければ平気で残します。
もちろん、家庭によって違いはありますが、日本人の私は子供にはなるべく好き嫌いをさせたくないので、工夫して試行錯誤しながらお料理をするようにしています。
だから子供のお友達が遊びに来ても、食べたくないものはハッキリ「好きじゃない」と言い食べない子供もいます。
また、生活リズムでもオーストラリアの子供たちは早く寝る傾向があります。そのため起きるのも早いですよ。
子供が小学生の頃、お友達は子供を7時半には寝かせていました。
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参考寝起きの悪い子供の起こし方|正しい起こし方とダメな起こし方紹介!
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日本と海外子育ての違い|子育て中の運転距離
オーストラリアでは、子育てには運転免許が必須といっても過言ではないかもしれません。
私は日本ではペーパードライバーだったので、免許は持っていましたが、日本で運転する機会はありませんでした。
しかし、オーストラリアで子育てをしている今、運転しない子育ては成り立ちません。
特に私が住んでいるのがクイーンズランドの田舎町だということもあるのですけれどね💦
実際わたしは、子供たちの学校や習い事などの往復で1日200キロ以上を運転することも珍しくありませんでした。
オーストラリアは広いです!!
もちろん住む場所によって運転が必要ない場合もあるかもしれませんが、子育て中の親にとって、子供専属のタクシードライバーとしての役割を果たすことも珍しくありません。
日本と海外子育ての違い|妊娠時期もすでに違う!
日本とオーストラリアでは、妊娠期間中の違いも見られます。
私自身も妊娠3ヶ月で日本からオーストラリアに引っ越しましたが、その時点で違いを感じました。
妊婦さんが超自然体!
オーストラリアの病院では、日本のように体重を厳密に管理することはありませんでした。
私が日本の母子手帳を握り締めて病院に行ったところ、先生は体重の記入欄にバツ❌ をつけてしまいました。
日本の妊婦さんは体重管理に関しては、厳しく注意されますよね!?
また、妊婦さんの服装にも違いがあります。
特に驚いたのは、お腹を出して歩く妊婦さんが多いことです。
お腹の大きな妊婦さんがミニスカートを履いて、大きなお腹をあらわにしたへそだしで歩いているのです。
初めて見かけたときはかなりカルチャーショックでした。
日本ではお腹を覆う服装が一般的ですが、オーストラリアではビキニ姿で海に入る妊婦さんも珍しくありません。
自然分娩や母乳に対するこだわりの違い
オーストラリアでは無痛分娩で出産することは珍しくありません。
欧米では無痛分娩を希望する人が多い傾向にあるようです。
ですから、無痛分娩や帝王切開をしたことによって周囲の圧力で嫌な思いをすることもありません。
また、赤ちゃんを産んだ後も、母乳育児にこだわる文化はないようです。
そのため、母乳育児に対するプレッシャーもありませんでした。
もちろん文化が違うので、それが良いとか悪いとかの問題ではありません。
ところで、出産といえば費用に関しても気になるところですよね。
出産には何かとお金がかかるので、この制度はとてもありがたかったです。
日本とは違う海外子育てのメリット
国によって文化や考え方が異なるため、子育てもそれぞれの国に特有の違いがあります。
既に紹介したように、日本とオーストラリアの子育てには違いがあります。
ということを私なりにまとめてみました。
- 子育てに最強の自然豊富な環境
- 家族の時間が大事にできる
- 郷にいれば郷に従えで、褒める子育てがしやすい
- 子供の教育に対する周りからの圧が少ない
- 個性が大事にされるので周りに合わせる必要がない
こんな感じでしょうか(^ ^)
日本と海外、子育ての違いは?【まとめ】
日本でも共働きの家庭が増えていますが、まだまだお子育ての負担は母さんに偏っているのが現実ではないでしょうか?
オーストラリアの子育てでは、子供を早い時期からひとりの個人として尊重し、子供の自律心を育てることを重視します。
また、褒めることで子供の自尊心を育てるのもオーストラリアでは一般的に行われまています。
私としてはオーストラリア子育てから学ぶことがたくさんありますが、同時に日本の子育てからも良いところを取り入れています。
両方の文化を取り入れた子育てを心がけ、日々奮闘しています!
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