海外子育ての学び

日本と海外、子育ての違いは?オーストラリアで実感した5つのこと

2021年2月4日

日本とオーストラリア
悩んでいる人
日本と海外の子育てにはどんな違いがあるんだろう?

こんな疑問について紹介します。

私は海外移住19年、3人の子供の母です。

オーストラリアで育つ子供

国が違えば文化も違います。
海外といっても国によってそれぞれ子育てには違いがありますよね。

ここでは、私の住んでいるオーストラリアでの子育て経験をもとに、日本の子育てとの違いについて感じたことをシェアさせていただきます。

国や文化の違いによって、考え方にも違いがあるので正直いって、日本で生まれ育った私にとっては、海外子育てには時として戸惑うこともありました。

 

合わせてこちらの記事もどうぞ

日本と海外子育ての違い|オーストラリアで実感した5つの違い!

ではさっそく、

日本と海外・オーストラリア子育ての違いについて、実際の子育て経験から実感した5つのことを以下に紹介させていただきます。

日本とオーストラリア子育ての違い

それでは、それぞれの違いについて一つずつ解説していきます。
(上記の青字をクリックすると、記事中でジャンプします。)

日本と海外子育ての違い|家族のあり方

実はオーストラリアでは、夫婦でお財布が別という家庭が多いです。

子供ができても一般的に夫婦で共働きをする家庭が多いのです。

少し前の日本のように、女性が専業主婦になり家事や子育て全般を担うような考えは基本的にありません。

ですから、日本でよく言われる「イクメン」と言うような言葉はオーストラリアにはないですねぇ。。。

なぜなら父親も自分の子供の面倒を見るのは当たり前のことですから^^;

むしろお父さんも子供との時間はとても大事にします!

日本人一家

ちなみに、もし夫婦が離婚したとしても子供は1週間を通して、お母さんとお父さんの家を半分ずつ行き来する場合も多いです。

また、仕事面に関していうと、基本的に仕事よりも自分の時間を大切にするオーストラリアでは、たいてい残業はしないといってもいいでしょうね。

もちろん働く時間帯はそれぞれ職種によって違います。
例えばサラリーマンのような9時〜5時の仕事であれば、5時にはちゃんと終了して帰ります。

だからオーストラリアでは子供の学校や習い事の送り迎え、そして家のことなどを夫婦間で上手に分担しながら共働き家庭を成り立たせています。

オーストラリア人の家庭では、お父さんも率先してお料理を作る家庭がたくさんあります。

料理するお父さん

スーパーに買い物に行くと、お父さんが食材を買いに来ていたり、夫婦で買いに来ているのをよく見かけます。

また、学校行事や先生との個人面談も、夫婦揃って来る家庭もたくさんあります。

もちろん、全ての家庭が上手に分担できているわけではないでしょうけどね💧

日本と比べると、お母さんが子育てや家事全般を担うという考えではないですね。

子供もそんな親の姿を見ながら育つので、オーストラリアの男の人は料理・洗濯・掃除をする人も多いです。

子供の頃から親子でお料理を楽しむのも良いことですよね。
実際、子供と一緒にお料理をすることにはたくさんのメリットがありますからね♬

メリットについては、別記事『子供と料理するメリット6つ|親子で楽しむおすすめメニューはコレ!』を合わせてどうぞ。

日本と海外子育ての違い|子供の褒め方しかり方

実は、欧米に比べて日本人は自己肯定感が低いことが調査結果から明らかになっています。

自己肯定感が低くなる理由としては、子供の褒め方や叱り方も原因のひとつだと言われています。

日本の子育てに比べると、オーストラリアの子育ては本当に子供をよく褒めます。

日本の子育ての場合、子供が何かできても、褒めることよりもっともっとさらにその上を求めてしまう傾向がありませんか?

オーストラリアの子育ては、どんな小さなことでも子供ができたことや、頑張った過程に対してとにかくよく褒めます。

たとえそれが人前だったとしても迷わず子供を褒めます。

正直、日本の文化で育った私にしてみれば ”少し大袈裟じゃないかな?”・・・と海外子育てに慣れていない頃には思ったこともありました。

ですが、よく褒めるからと言って叱らないわけでもないんですよね。
子供を人前で叱っているのを見かけることもあります。

親に怒られる子供達

まれに、感情的に子供を叱っている親の姿を見かけたときは、どの国も同じなんだな...と思ってしまいますけどね💧

特に海外子育てで参考になったのが、他人から子供を褒められたら素直に『ありがとう』と言うことです。
日本人にありがちな謙遜は必要はないということです。

日本人は謙遜を美徳とするところがあるので、他人に子供を褒められても「そんなことないですよ」と否定してしまう場合がありませんか?

海外では謙遜は逆効果の場合もあるので注意が必要です。

別記事『海外子育て褒めるメリットとコツ|謙遜は美徳とは限らない!?』で、謙遜について紹介しているので、合わせてどうぞ。

日本と海外子育ての違い|子供の自立に対する感覚

海外・オーストラリア子育てでは、子供一人ひとりの個性をとても大切にします。

親は子供の意見や主張を尊重し、「あなたはどうしたいの?」「あなたはどっちがいいの?」「あなたはどう思っているの?」など、子供自ら決断をさせます。

また、周りと比べてわが子に優劣をつけたり、世間体や凝り固まった価値観で子供を押さえつけようとはしません。

知らず知らずにわが子をよその子と比べてしまうかもしれませんが、誰かと比べる行為はNGです。 比べるならば、昨日のわが子から少し先に進めた今日のわが子です!

こういった日々の些細な子供とのやりとりが、子供の自尊心や自立心を育てるきっかけとなります。

日本と海外子育ての違い|子供の食事や生活リズム

オーストラリアでは日本のように「いただきます」「ごちそうさまでした」というような言葉はありません。

これに関しては、別記事『「いただきます・ごちそうさま」って海外では言わないの?日本だけ?』をどうぞ。

いただきます

また、日本のように食事を食べ残すことが良くないという感覚もあまりないようです。
なので、食べたくなければ平気で残してしまいます。好きなものを食べて嫌いなものは食べないか残す・・・といった感じです。

まぁ、もちろん家庭によって違いはありますけれど。。。

日本人の私は、子供になるべく好き嫌いをさせたくないので、どうすれば食べてくれるだろう?...と工夫して試行錯誤しながらお料理します。

ですが、オーストラリアのお母さんが子供に嫌いなものをどうにかして食べさせようとしているのを、正直あまりみたことがないんですよね💦

だから子供のお友達が遊びに来ても、食べたくないものは”好きじゃない”とはっきり言って食べない子供もいます。

また、生活リズムで言えば、オーストラリアの子供たちは寝るのがとにかく早いです。そして起きるのも早い!!

子供が小学生の頃、お友達は7時半には子供を寝させていました。

参考寝起きの悪い子供の起こし方|正しい起こし方とダメな起こし方紹介!

続きを見る

日本と海外子育ての違い|子育て中の運転距離

オーストラリアの子育ては運転免許が必須といっても良いかもしれません。

もしあなたがオーストラリアに住むことを考えているのなら、運転免許を持っておくことを強くおすすめします。

というのも、私は日本でペーパードライバーだったので免許は持っていましたが、まず日本で運転することがあまりありませんでした。

ですが、オーストラリアで子育てをしている今、運転しない子育ては成り立ちません
まぁ、私の住んでいるところがクイーンズランドの田舎町だということもあるのですけれどね💦

実際わたしは、子供たちの学校+習い事の往復で大変な時期は1日優に200キロ以上は運転してましたから🚗

オーストラリアは広いです!!
(もちろんオーストラリアでも運転が必要になるかどうかは住む場所によります)

子育て中の親は、言ってしまえば子供専属のタクシードライバーのようなものですよね^_^;

日本と海外子育ての違い|妊娠時期もすでに違う!

日本とオーストラリアでは、子育て前の妊娠さんの時期にもすでに違いがあります。
(ちなみに、私は妊娠3ヶ月で日本からオーストラリアに引っ越しました。)

妊婦さんが超自然体!

オーストラリアの病院に日本の母子手帳を握り締めて行ったところ、先生は体重を記入するところに思いっきりバッテン❌  をつけたのです!!

妊婦

日本の妊婦さんは体重管理に関しては、結構厳しく注意されますよね!?

ですがオーストラリアでは妊娠中に体重なんて測らないし、内診も一度もありませんでした!!

また、妊婦さんが着る服装にも違いがあります。

自分が妊婦の時って、つい他の妊婦さんにも目がいってしまうので、よく見かけたのですが、、、

えーーーっ!? 

と、目を見張る格好を平気でするのですから(・_・;

お腹の大きな妊婦さんがミニスカ履いて、大きなお腹をあらわにしたへそだしで歩いているではないですか!!

海外生活19年の今だからこそ慣れましたが、初めて見た時はかなりカルチャーショックでした💦
だって、日本ではどちらかというとお腹は大事に覆いませんか?

なのにへそ出しですよ!!

それだけではなく、妊婦さんがビキニ姿で大きなお腹を出して海に入っていたりもします。

さすがにオーストラリアってワイルドだなぁ〜っと思ってしまいます。

自然分娩や母乳に対するこだわりの違い

オーストラリアでは無痛分娩で出産することは珍しくありません。
基本的に欧米では無痛分娩を希望する人が多いようです。

日本のように自然出産にこだわり、帝王切開はちょっと...というような考え方もないので、帝王切開で出産する人は日本より断然多いです。

ちなみに私は3人とも帝王切開で産みました。
なので、無痛分娩や帝王切開をしたことによって周囲の圧力で嫌な思いをすることもありません。

また、赤ちゃんを産んでからも日本のように母乳育児に対するこだわりがないのです。
なので、母乳プレッシャーもありませんでした。

親子

もちろん文化が違うので、それが良いとか悪いとかの問題ではないです。

ところで、出産といえば費用に関しても気になるところですよね。

実は、オーストラリアでは永住権を持っている人は公立病院で出産する場合、実費の出産費用がかかりません。 

出産は何かとお金がかかるので、このシステムはかなりありがたかったです。

 

日本とは違う海外子育てのメリット

国によって文化が違えば考え方も違います。
子育ても、既に紹介したように日本とオーストラリアの子育てには違いがあります。

オーストラリアで子育てをするメリットって一体なに?
ということを私なりにまとめてみた結果はこうです。

  • 子育てに最強の自然豊富な環境
  • 家族の時間が大事にできる
  • 郷にいれば郷に従えで、褒める子育てがしやすい
  • 子供の教育に対する周りからの圧が少ない
  • 個性が大事にされるので周りに合わせる必要がない

オーストラリア子育てのメリットをサクッとあげるとこんな感じでしょうか♪

日本と海外、子育ての違いは?【まとめ】

オーストラリアでの子育ては、共働きが多いですが、母親だけが子育てや家事全般を担うという考え方はないので、お父さん・お母さんは上手に分担しながら子育てをしています。

日本でも最近では共働きの家庭が増えていると思いますが、それでも子育てに関してはまだまだお母さんの負担の方が大きいのが現実ではないでしょうか(・_・;

子供を早い時期からひとりの個人として尊重し子供の自律心を養うとともに、褒める子育てで自尊心が育てられるオーストラリアの子育て!!

私としてはそんなオーストラリア子育てから学ぶことがたくさんあり、そして日本の子育てからも良いところを見習っています。
両方をミックスした子育てを頑張っています^ ^

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

こちらもどうぞ

-海外子育ての学び

© 2023 まなびスマイル Powered by AFFINGER5